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【魔法少女っ】19-2、最後のふたり変身【かわいいの着てよ】

2011年07月02日 20:15

がしゃあああん
窓ガラスが割れたような音が響いた。
「クマクマ~」
サルサル~」
そこから二体の巨大怪物が現れ、山に落ちてきた。
ずぅぅぅん!
ネガイナー!?」
一瞬にしてパニックにおちいた子供 達をなだめながら、茜と小春はその様子を見上げた。
「みんなを連れて、逃げてください」
「ど、どこに……」
「とにかく、怪物から遠ざかるように、逃げてください」
「わかりました。あなた達は」
「わたし達は大丈夫です。後で追い付きます」
保母さんに指示して、茜と小春はその場に残る。

ぴろりん。
千歳にも連絡が入る。
「ネオバビロニア!……しかし、駆け付けられないですわ」
千歳は弱い脚を呪った。

「お初にお目にかかる。わしは4将軍、最後のひとり。チャウシェスクじゃ」
怪物を従えた位置に現れためんような老人が名乗った。
魔法騎士よ。お主らの存在は我らが野望の前には微々たるものでしかない。じゃが、ちょこちょこと目障りじゃ。そろそろ片付けたいが、今日は遊んでやろうじゃあ!」
よくわからないが、すごい自信に満ちた言葉とオーラを撒き散らすチャウシェスクだった。
「遊んでやるって…こっちはピクニック中だったのよっ」
「せっかくのピクニックを邪魔するなんて、……ぶっとばすぞ~!!」

キーン。だらららら~じゃかじゃん
「街の遊撃手っ。とぉっ」
「恋は遠い日の花火じゃない。とぉっ」
ふるっ。
「ウィウィッシュリインカーネーション!」
ピカー
「茜色に染まる風。夕陽の魔法少女カーマイン!」
「星ぼしを繋ぐ橋。夜空の魔法少女コバルト!」
「ふたりは魔法少女!」
「あしき願いの手先よ」
「あとなんだっけ……」
とにかくバンク終了。

ぴろりん
「遂にチャウシェスクがっ……ますます歯痒いですわ」
駆け付けられず悔しい千歳
「今はふたりが乗りきるのを願い待つサラ」
妖精姿のサラが千歳に寄り添う。
「可愛い猫さん~」
「きゃ~」
子供達にもみくちゃにされるのだった。

「我が手下がお相手じゃあ。ブーメラングリズリーエコノミックモンキー、行くが良いじゃあ」
「クマクマ~」
サルサル~」
クマのような姿のネガイナーは刃のついたブーメランを投げつけて、次々と山の木々の枝葉をきりきざんでいく。
「やめなさい!」
茜が火炎魔法対処する。
「クマクマ~」
ブーメランクルクル回して盾として、火炎を弾く。

「先手必勝!」
格闘で猿のような怪物に対処せんと、駆け出す小春
つるっ。どてん
「なんでそんな時にバナナの皮が~」
小春はぼやいた。

続く!

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