2ヶ月経って

震災から2ヶ月が経った。
今朝も4時半に目が覚める。
何気なくテレビをつけてみていたら、いきなり地震警戒警報が流れる。
思わず身構えたが、実際にはそれほど大きな地震ではなかった。
まだ私の心の中から震災で負ってしまった心の傷は癒えていないようだ。

未だに目が覚めている間は、テレビを必ずつけている。
何か、急なニュースが入るかも知れないから。
地震警戒警報がくるかも知れないから。
そんな気持ちがまだまだ燻っているのだ。

これから夏に向けて、一向に良いニュースは入ってこない。
節電、復興、増税。
課題は山積みだ。
今の政府がどうこの難関を切り抜けるのか、切り抜けることができないのか、国民は見ていることしかできないのか。

自分の力ではどうしようもない現実にぶち当たったとき、人間は無力感に包まれる。
それが今の私なのかも知れない。
自分でももう何かを切り開いていこうという気にならないのだ。
かといって、黙って運命を受け入れるだけの覚悟も無い。
ただただ、不安と恐怖に震えているだけ。

いったいいつになったら、精神的な安定を取り戻せるのだろう。
このままずっと取り戻すことはできないのだろうか。