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ナベツネさん

2011年01月26日 00:20

ナベツネさん

私の大好きな?マスコミ界のドン、いや今や総理を決めるキングメーカーの一人です。
その読売グループ会長、渡邉恒雄さんが訴えられた裁判が今日から始まります。
名誉毀損による、損害賠償謝罪広告を求める民事訴訟


この裁判の要旨・・・・・
読売社説を書いていた原告の前澤猛さんを、被告の渡邉恒雄さんが書かせなくした、と言うもの。
その理由・・・・・読売の「社論」に沿わない「社説」を被告が書いた。
被告は一度もそんな記事は書いてないと言う。


ジャーナリストとして、新聞社の考えと違う意見を社説に載せる事は、ジャーナリストとして失格だそうです。
この辺りのことが分からないのですが、そんな社説がどうして載る・・・?
主筆または論説委員長がオーケーを出さない限り、印刷されません、よね?


この件には、あの江川卓さんのドラフト外インチキ事件が関係します。
あの事件には、虎キチの私は未だに納得出来ません。
新聞会報」2007年10月16日付、「新聞文化賞受賞者に聞く-激論の末、社論確立」をタイトルとするインタビュー記事・・・・・

編集局総務のころ、前任の論説委員長と激論を戦わせた。社論と反対の社説執筆した論説委員執筆を禁じたこともあった。たとえば『自衛隊一つをとっても』」・・・と被告が言ったと書いてある。


被告編集局総務のころ、前任の論説委員長の加藤祥二氏に対して、江川卓氏のドラフト外巨人入団問題(1978年11月21日契約)について、社説で取り上げるよう依頼したが取り上げられることはなかった。
却下理由・・・「スポーツマンシップにも劣る」

被告と前論説委員長との間に自衛隊問題での論争はなく、被告論説委員長に就任する以前において、自衛隊問題で社論に反する社説執筆掲載された事実はない。」


とまあこんな具合なのですが、よく心して読まないとサッパリ分かりません。
要は、被告の渡邉恒雄さんが嘘を吐いて、原告の前澤猛さんを陥れた。
そして、渡邉恒雄さんが読売の社論を無理やり作り、報道の客観性・公平性を封じ込めた、と言うものです。

しかしね、そんな事は読売を読めば誰にでも分かる。
公平性の欠片も無い。

自衛隊問題は大きいですが、江川ドラフト問題では余りにも小さく情けない。
渡邉被告がかつて論説委員長と主筆を目指したのは、読売新聞の「社論」を把握して、自分の持論を日本社会に広めようとしたためだと、本人自身が繰り返し公言しているそうです。


今、読売は正にそうなっていますが、渡邉被告の考えに賛同する人が多いからこそ、日本一の発行部数になったのも事実。
私は嫌いですが、ジャーナリストとしてはともかく、経営者としては認めざるを得ず、立派で正力さんを越えたと考えます。
それに、自分を悪者に仕立てるのは天才肌。

最高裁まで行くと思いますが、それまで被告の渡邉さんが生きておられるか?
ナベツネさんも84歳のご高齢。
途中で審議打ち切りですね。


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ブログの方にも来て下さい
http://kyoka55.blog102.fc2.com/
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