叶った夢、破れた夢23／下村健一

岩上さんのHPで、彼のことが話題になりました。
この人にとって、このシリーズに入れるのは間違っている、とは思います。

１９６０年東京に生まれ、東大法学部を卒業後TBSに入社。
在学中、菅さんの選挙の手伝いもしていたそうです。
ニュースキャスター・ニューヨーク特派員とテレビによく出られていたので、皆さんよくご存知です。

小沢さんの記者会見の時、小沢さんが彼の質問に怒って途中で出て行った話は有名。
これが菅さんの記憶に残っていたのかな？

１９９９年にTBSを退社し、フリーのジャーナリストになる。
そして昨年の10月、内閣官房広報官室の内閣審議官に任命された。
要するに報道官です。
ジャーナリストにとっては、究極の憧れの職であり地位です。


「任期いっぱい務めきった２年後の日本が、『国のトップの考えている事が、世界一、国民に届いている社会』になっていたら…と思います。」
とこれが抱負ですね。

今まで批判して来た人間が、その中に入る。
その点では与謝野さんとよく似ています。


「ただ、性急な期待は、しばしば幻滅への入口です。まずは１年目の到達目標の３６５分の１ずつ、日々じわじわと取り組んでいきたいと思っておりますので、しばらくは『何も変わらないじゃないか！』と思われるかも知れませんが、やや長い目でお付き合いいただければ幸いです。」

そのように彼は就任前ブログに書かれています。
就任後３ヶ月が経ちましたが、余り菅さんのスピーチは変わっていない。
コピーライターの仕事をしてもいない様です。

下村さんの意見の入る余地は殆ど無いように見える。
しかし、ネットの番組に菅さんが出たのは、彼の考えかも知れませんね。

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