ついに決着、犬とネコではどちらが賢い？最新の研究で明らかに（１）

（ペットプレス）12月20日

人間の最良の友と言えば犬。その犬はネコより賢いということが英国オックスフォード大学の研究により明らかになった。犬の八方美人ともいえるフレンドリーさが、犬の脳の発達に寄与したという研究結果が発表された。

ペットとしてのネコはしばしば犬よりも賢いと見られてきたが、逆にネコのあまり注目を浴びなくてもいいという“賢さ”がネコより犬の脳を大きくした原因だと研究者たちは発見した。

今回初めて研究者たちは600万年以上にわたる哺乳類の脳の進化の歴史を図式化し、いかに哺乳類の脳が変化を遂げてきたかを解明した。

研究者たちは、哺乳類の脳のサイズと体の大きさや社会性の高さと関連性があることを発見した。研究対象となった哺乳類は500種類以上に及び、脳と体の大きさとの関連性を示すデータを研究、分析した。最も大きく発達を遂げた脳はサルで、以下馬、イルカ、ラクダ、犬と続く。

比較的大きい脳を持つ哺乳類は社会的に安定している集団で生活していることが研究からわかった。集団生活を好まないネコ、シカ、サイの脳の発達は上記の集団で生活する哺乳類と比較すると発達度合いは遅いこともわかった。

以前の調査では脳の発達度はどの哺乳類においても体の大きさと相対的なものだとする見方が一般的であった。

「集団で生活する哺乳類は脳が発達するとの研究結果、面白いですね。引き続き、明日も読んでくださったら嬉しいです」