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理系出身の社長が経営をすると…?(4)
2010年10月03日 10:37
化学系研究者出身の社長は今でも実験が大好き!?
文系の仕事だと思われがちの経営を、理系の人がやるとどうなるのか(経営学部は文系ですから)。実例が見てみたいですよね。
ただ、文系出身社長に比べれば全然少ないものの、数にすれば山ほどいる理系出身社長。製造業では当たり前すぎて面白くないですし、意外な業種でいないかなぁと探したところ。東京都板橋区に本社を構える恒信印刷にユニークな経歴の社長を発見! 直接お話を聞いてきました。
恒信印刷の吉田和彦社長は日本大学工業化学科を卒業後、画材メーカーに就職して色材やインクの研究開発に従事。その後、縁あって恒信印刷に入社したのが16年前。4年前に社長に就任したのだそうです。
「前職がインク開発ですから印刷とは無関係でもないですし、昔からもの作りが好きで、本や雑誌を作る印刷会社も面白いと思って。経営に関しては未知の領域でしたが、研究だってできるかどうか分からないけどやるもの。どんなことでも『できる』と思って、実現するための方法を考えるのが研究者の仕事なので、経営もそれほど抵抗なかったのかもしれません」
吉田社長が入社した16年前は、印刷業界にコンピュータが導入された頃。当時、社員10数人ほどだった恒信印刷ではコンピュータ対応などしていなかったそうですが、前職時代にCADで図面を描いていた経験を持つ吉田社長が、パソコン上でデザイン等を行うDTP事業部を設立。その後も業界に先駆けてインターネットによる注文を受け付けるなど、先端技術を導入してきたのは理系社長ならではですね。
今でも、同社のホームページは社長のお手製。検索エンジンで上位に表示されるようにするためのSEO対策を徹底することで売り上げも伸び、社員数も36人まで増えました。
「SEO対策っていうのは毎日地道にやることが大事なんですが、私のような研究職出身の人間はそういうことに慣れていましてね。研究職時代は『この試薬を ○℃の釜に入れてみる』といったことを、ただひたすら毎日、飽きもせず何カ月でもやりましたから。しかも、数字に関しては適当にすることができないので、たとえば『サイト上の文字におけるキーワードの割合を5%にする』と決めたら、小数点以下2桁までピッタリの5.00%にしないと気が済まない。そこまでシビアにしても意味はないんですよ。でも、5.15%とかでは気持ち悪いんですよ(笑)」
昨年は、人のDNAをインクに混ぜて印刷する「DNA印刷」を開発するなど、常に何かを研究中!の吉田社長。理系スピリッツをバリバリに発揮したまま、社長業をやっている様子です。今も「完成すれば世界をあっと言わせるようなもの」を開発中だそうで、まだ誰も成功していないけれど「それでもできないとは思えない」という超ポジティブ思考は変わらず(笑)。
「私も化学系の出身で研究職もやりましたので、吉田社長の気持ちはよくわかります。実験中はもちろん、それ以外の時間でもいろんなアイデアが浮かんでくるんですよね」
このデジログへのコメント
> こぶたさん
こぶたさんは数学が得意で実験も大好きなら理系向きだと思います
もっと才能を伸ばせたのではないですか?惜しかったなあ
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