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理系出身の社長が経営をすると…?(3)
2010年10月02日 09:23
こんな私の問いに対して、「理系出身の社長が増えれば日本経済は上向きます!」と力強く答えてくれた人がいます。『「理科少年」が仕事を変える、会社を救う』(彩流社)の著者・出川通さんです。
出川さんはそう言いますが、日本では会社社長のほとんどが文系出身で、理系出身は3割程度しかいません。上場企業における社長の出身学部ランキング(「東京経済統計月報」2003年4月)を見ると、経済・法・商・経営で半分以上。工学部出身の社長は20%程度でした。やっぱり、経営に近い勉強をした人や、営業や管理部門など人やお金のマネジメントに慣れている人が経営をした方がいいんじゃないでしょうかねぇ?
「日本の高度成長を支えた工場型もの作りでは、人やカネのマネジメント力に長けた文系経営者がベストでした。高い技術力を持つ日本の技術者たちを使って、どうやって効率よく均質な製品を作るか。そして、完成した製品をどのようにして売るか。それを考えるのが当時の経営者の仕事でしたから、自分自身が技術者である必要はなかったのです。でも、デジタル化が進んだことで細かなノウハウを数値化できるようになり、高い技術力がなくても高品質・高効率で生産できるようになってしまったし、コスト面でも海外にはかなわない。もう、今までのビジネスモデルでは通用しません」
出川さんによると、今までのやり方では「どうやって造るか」が大事だったけれど、これからの経営者はマーケットのニーズを押さえたうえで「何を創るか」を考えなければならない。そうなると、営業力や管理能力以上に、技術やマーケットが分かる経営者が求められる。つまり。
「そこで強みを発揮するのが、私が『理科少年』と呼んでいる理系出身者です。理科少年は商品を生み出すベースとなるテクノロジーを知っている。そして、経験・理論・データをもとに着実に物事を進行できる。それでいて、新しいモノを作り出そうとする好奇心・チャレンジ精神・冒険心を持っている。『こういう現象が起こるのはなぜだろう』『これは何からできているんだろう』『どうやって作るんだろう』というように、未知のものにワクワクできるのはサイエンスの心ですからね。そういう思考を持った人がトップに立ったら、常に未来を見据え、世界と渡り合えるオンリーワンの技術・商品を生み出す会社になるはずです」
そういえば、アメリカにはマイクロソフトのビル・ゲイツが、日本にもソニーの井深大やホンダの本田宗一郎といった技術者出身の経営者がいて、どの会社も独自の商品開発力で世界トップにのぼりつめています。
彼らのような「理科少年」のスキルとマインドを持った経営者が増えてくれば、日本経済も元気になるかもしれないんですね。
「”これからの経営者はマーケットのニーズを押さえたうえで「何を創るか」を考えなければならない”、まさにその通りだと思います。理系トップの出番だと思います」
このデジログへのコメント
> こぶたさん
そういう疑問をもつことはとても大切ですね
会社存続、さらに発展のためには変革は避けて通れないはずです
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