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スペインの世界遺産、文化遺産(その26)
2010年08月14日 20:05
こんな時期でもまだまだスペインの世界遺産は続きます。こういうところは知りません、改めまして勉強になります。
33.ウベダとバエサのルネサンス様式の記念碑的建造物群
ウベダ(beda)は、スペインのアンダルシア州ハエン県の町。人口は33,993人(2005年)で、この地域の行政、経済の中心地である。2003年、西隣の町バエサとともに「ウベダとバエサのルネサンス様式の記念碑的建造物群」として世界遺産に登録された。
バエサはアンダルシア州ハエン県の人口15000人ほどの都市である。南をグアダルキビール川、北をその支流のグアダリマル川に挟まれた山地であるバエサ丘陵(Loma de Baeza)の崖に位置している。
バエサの歴史は古代ローマ帝国時代の都市ベアティア(Beatia)にまで遡るが、現在ではスペインの諸都市の中でも、イタリア・ルネサンス様式の建築物が良好な保存状態で多く残る都市として知られている。2003年には、類似の特色を持つ都市ウベダとともにユネスコの世界遺産に登録された。
世界遺産
ウベダの歴史的建造物群(核心地域 4.2 ha、緩衝地域 90.300003 ha)は、バエサのそれらとともに世界遺産に登録されている。
バエサのルネサンス建築の中でも重要なものとしては、以下のものを挙げることが出来る。まずは1538年に建造された大学で、現在はグラナダ大学の夏期講座に使われている。ほかには、サンタ・マリア大聖堂(Catedral de Santa Mara)、ハバルキント宮殿(Palacio de Jabalquinto)、エスパーニャ広場(Plaza de Espaa)とコンスティトゥシオン通り(Paseo de la Constitucon)の区画などがある。これらは互いに歩いて行ける範囲内にあり、そのあたりはソナ・モヌメンタル(Zona Monumental, 記念建造物の地区)と呼ばれている。
バエサの歴史的建造物は、ウベダのそれらとともに、「ウベダとバエサのルネサンス様式の記念碑的建造物群」として、世界遺産に登録されている。バエサの登録対象は、上記の建造物群が残る区画(核心地域 4.8 ha、緩衝地域 85.400002 ha)である。
登録基準
この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。
(2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
(4)人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例
交通
バエサは、高速道路を使うと、マドリードの南 327 km にあたる。レンフェ(スペイン国鉄)では、リナレス・アルメリア間の路線上に駅がある。グラナダ、マドリード、マラガからはバスも出ている。最寄りの国際空港は、132 km 南のグラナダや 241 km 南西のマラガにある。
今日はこれで終わります。
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