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スペインの世界遺産、文化遺産(その24)
2010年08月12日 08:04
世界遺産は今日も続きます。私も夏休みはありません。
29.ルーゴのローマ城壁
ルーゴ(Lugo)は、スペイン北西部の都市。ガリシア州ルーゴ県の県都。山で囲まれた盆地に位置しており、近くをミーニョ川が流れる。ガリシア州では第5位の人口を持つ。旧市街を取り囲むローマ時代の市壁が世界遺産に登録されている。
世界遺産
ルーゴのローマ城壁
ルーゴの市壁は2000年に「ルーゴのローマ城壁」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。ローマ時代の市壁としてはヨーロッパでも珍しく保存状態が良好で、欠けることなく街を360度取り囲んでいる。市壁の高さは10メートルから15メートルで、長さは2.5km、71の塔を持つ。
この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。
(4)人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
今日は短いのでもう一つご紹介いたします。
30.バル・デ・ボイのカタルーニャ風ロマネスク様式聖堂群
バル・デ・ボイ(Vall de Boí, ボイ渓谷)は、スペインのカタルーニャ州リェイダ県にある狭く側面の切り立った谷である。ピレネー山脈の稜線に当たるアールタ・リバゴールサ郡の北東端に位置し、この地方の自治体としては最大のものである。中心的な町はバルエラ(Barruera)。
この渓谷は9つの初期ロマネスク様式の聖堂群でよく知られており、ヨーロッパでも特にロマネスク建築が密集した地域を構成している。そのため、2000年11月30日にユネスコの世界遺産に登録された。
聖堂群
渓谷の人口は中世を通じて相対的に少なかったが、銀の一大産地であったことは、当地の有力者たちがバルバストロやサラゴサの奪還を目指すカタルーニャの戦役に加わることを後押しした。富の多くは11世紀から14世紀にかけての聖堂群の建造に費やされ、そこではロンバルディアから持ちこまれた新しい建築様式が採用された。聖堂群は精巧な石造建築物であることと優雅な鐘楼を持つことが特色である。教会から移転された壁画群は、バルセロナの国立カタルーニャ美術館に収蔵されている。
聖堂群の多くは、それが建造され献堂された11世紀ないし12世紀以降、今に至るまで宗教上の礼拝などに用いられつづけている。そのうち以下に示す9つがユネスコの世界遺産に登録されている。渓谷には、サライス村(Saraís)のサント・ジョレンス聖堂(Sant Llorenç)、タウル村のサンタ・マルティ聖堂(Santa Martí)などそれ以外のロマネスク様式宗教建造物群の遺跡も残っている。
登録基準
この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。
(2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
(4)人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
聖堂群は一つ一つ紹介したものがございますが多いので省略しました。知りたいですか。紹介しますが。
今日はこれにて終了致します。
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