- 名前
- sokichi
- 性別
- ♂
- 年齢
- 70歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 何事も興味を持ち柔らかい頭に保つ、おおらかな性格明るいと思います。
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
幼なじみ
2008年08月12日 06:30
小学校一年の時、席がまん前の郁ちゃんという女性が居た。
これが、時々おもらしをするのだ、椅子の下に水たまりが出来る。
そのたびに「先生○○が・・もらした」と言うのである。
この言うという事だけがいま思い返され、彼女がどうなったかは、
全く覚えていない。
また、頭の渦巻の下に1円玉位の禿があった、そくそれで彼女の事をハゲと呼んでいたのをなぜか思い出すが、彼女はどうしていたか
思い出せない。
彼女を含め高崎では一番の女子校に5人、男子校に4人入った有数の進学校である。
女子は全員大学に合格したが 男子はみな一浪となってしまった。
浪人中、彼女たち5人は僕ら4人を新宿御苑に呼び出し、手作りの弁当を
食べさせてくれ、励ましてくれた。
その時郁ちゃんは ハート型の物ばかり作って御馳走してくれた。
郁ちゃんは某薬科大学、他は中央大、東海、跡見、武蔵野音大に入っていた。
その郁ちゃんは 背が154位の小型だがスキーの指導員の資格があり、冬はいつも民宿でアルバイトしていた。
4人のうち一人がその郁ちゃんを口説いた時がある、そしたら郁ちゃんは、私はsokichiさんか好きなんだ、と言ってふられた。
その郁ちゃんは 父親が亡くなり田舎に戻り母親と生活するようになった。
10歳も若い男と結婚したのが35過ぎていた。
子供が出来ないというので、40になって離婚した。
それから一年、チェーン店の薬局に勤めている、母と二人で大きな農家に住んでいる、私の実家から車で8分くらいのところである。
今、その母が痴呆症で毎朝デイサービスに迎えに来てもらって、夕方帰ってくる、その送り出しには 大きなカバン一つに洗濯した下着から、タオル、シーツまで入れてあげる。
そのあと仕事に行く、5時半に帰って来る母親は、腹がへった・・・と怒る、時折僕は夕食を作って持って行ってあげる。
そのお母さんは、僕のことすっかり忘れている・・・・・
「おかあさん、ほら○○さんなだがね」といっても、そうです
か、あんたさんはだれですか?という。
それで、ほらごはん早く出してあげろよ・・・と僕が言うと
お母さんの分をプレートに乗せて持って来る、大きなエプロンを首からかけてあげる、なかなか大変だ、
そして、彼女は自分の分をプレートに乗せて持って来ると、もう母親は、食べている。
「お母さん、なぜ私を待っていられないの・・一緒に食べるのでしょう・・と怒る」 おいおい なんで怒るのだ、お母さん
じぁぁないか、もう子供なんだから、怒ってはた゜めだよ。
というが いつもいつも二人っきりで居ると、そんな事言わないとやってられないのかもなぁぁ。
と思った。
そのうち、健康診断で・・例の禿の事だが、実は白いホクロで
あり、取らないと癌になると言われ、私にどうしたらいいと、
相談に来るので、医師の言うとおりにすればいいよ、お母さん
は長期にお泊り介護をお願いすればいい。
手術はホクロを取り足の付け根の皮を移植するという手術で10
日間の入院だった。
毎朝、納豆とヨーグルトがないとダメな郁ちゃんは、病人という特権で、私に毎朝持って来てくれと言う。
僕の実家は両親亡くなって空家だから、毎日それを持って行き東京に出勤した。
子供の時、おもらし とハゲでいじめた彼女も、もうおばさんもいいところ。
今も、母と格闘している。
時折・・ストレス解消・・おいしいもの食べたい、とメールが来る。
病院に毎日見舞いにいったら、入院患者さんに、いい旦那さんだねぇぇ、と言われ喜んでいる郁ちゃんも面白い。
手も握ったこともない おもらし同級生。
このデジログへのコメント
> ananさん
真の幼なじみは、男、女の感じがない。おもらしするのを見ているから恥ずかしいという事がないものね。
そこには、真の思いやりがあるからねぇぇ、いいよねぇぇ。
> ともみさん
そうですね、特にこの9人は皆いい関係なんですよ。
高校の時、ビールを飲んでみせるから・・と言って女性5人集めて、がぶがぶ呑んで男4人が泡吹いて倒れた、介抱してバカ、と言われた。
コメントを書く