- 名前
- callo
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- ♂
- 年齢
- 58歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- ドキドキさがして ときどき うろうろ・・・
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妄想の果てに
2008年04月30日 23:41
Sくんに宛てるメール
あれや、これや、考えてみる
「今回のテーマは Border
と、いうことでいかがでしょう?
西洋なのか、東洋なのか
洋画なのか、日本画なのか
動物なのか、ひと、なのか
あるいは
自分なのか、他人なのか
物なのか、あるいはそれ以外の何か、なのか
その境界とは、一体なんなのか?
一幅の絵画を見つめ
自分の思う言葉を、口にしてもらう
一般人と、そうでない人と
等しく、同じことを問われる
そうでない人、とは、何か?
役者、あるいは、
「あれ?誰だっけ、このひと?」
なんて、思わず口にしてしまうような、誰か。
無名と、有名の、その境にいる、あのひと。
境界は、曖昧で、蜃気楼のように、こころもとなく。
自分と、他人と、そのボーダーって
なんなんだ?
もっと踏み込むなら、
観る側と、観せる側、
その境界線でさえ、
ふとした拍子に
飛び越えてしまうもの、
たやすく崩れ去ってしまうもの、なのかもしれない
その脆さに、あなたは気づいていますか? 」
などと、楽しく妄想を繰り広げつつ
おろしそば、納豆、九条ねぎ、蕎麦湯
大学生、夕飯を食しながら、東松照明について質問をしてくる。
学生時代の展覧会パンフ
土門、「ヒロシマ」「筑豊」、木村伊兵衛、飯沢耕太郎、その他を渡す。
写真は、20年の昔そのままに
ボクの目を射る
時代、が巡ったのだ、と、改めて思う。
夥しい数の写真に
頭の芯を沸騰させながら、
ボクは、写真が愉しくて仕方なくなっていった。
ついこの間のこと・・・
だとばかり、思っていたが。
こういう形で時間の経過と遠くなっていくものを実感させられることになるとは思ってもみなかった、春の宵
鉄路の向こうには
風に乗り、空駆ける、たんぽぽの
ひとつ、ふたつ、みっつ
自慰に霧消する
精子のごとき
はかなき、かろやかさ
のどか、なのか
無残、というべきか・・・
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