- 名前
- callo
- 性別
- ♂
- 年齢
- 58歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- ドキドキさがして ときどき うろうろ・・・
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春一番とは合点がいかぬ・・・
2008年04月09日 00:25
自己嫌悪と
鼻水と、
強風、已まず
自転車にて駅。
遅刻。
10分。
9階の窓辺を
びうびうと、
ごうごうと、
風と雨が
たたいていく
景色を
あまだれが
こくこくと
ぬりかえて
今日はたぶん、
122回
くしゃみをし
13回
トイレで鼻水を処理
おばさんと
はなした
ぼくはよほど
わかいおとこに
みえるのか
わざわざ、
おいしいおそばやの
ちらしをもってきて
みせてくれた
もうすこし、びぢんなら
おごってください
ぐらいのかるぐちは
たたいても
いーんだけども。
さて、
にがてなおばさんの
かたわらにすわったのは
そこしか、本を読める場所が
ないからで。
でもほんとうは、
もうひとつ、
わけがあって。
けっして
おばさんの輪に入らない
とてもうつくしいこが
そこにいたから・・・
いるにはいたけど
そしてぼくのために
席をあけてはくれたけど、
ほんとうは、
Nさんの、愛妻弁当を
観てみたくなったからだった。
ドトールが
いっぱいだったことは
もちろん、あったにせよ。
寒かった。
こんな春一番は
ないでしょ。
ひどい。
これは、そんななまやさしいもんではなくて、
桜の季節に
きてはいけない
シベリアの大寒波を思わせる
ぶしつけな、嵐、だった。
ずるずるずると、
鼻をすすりつつ、
「かったるい仕事かもしれないけど」
という、時間を過ごしていると、
その傍らに
血色の悪い
茶髪のあんちゃんと、
なんでだか、
そこらへんの下宿から
出てきたような
おばさんをまとめるには
ちょっと若すぎるんぢゃないだろうか?
という、
とても目の大きい
いろじろで、
唇が奇妙に紅い
ポニーテールの
おんなのこが
並んで
あれやこれや、
Nさんに、差し出すクレームを
考えている。
目が大きいことは
必ずしも美人であることにはつながらないけど、
Nさんでさえ
ご機嫌をうかがわなければならないようなおばさんたちと
一線を画す存在がいる
そのことに、
なんだか、ホッとする。
その、目の大きさのせいなのか
あるいは、
コンタクトと、時ならぬ暖房?のせいなのか
しきりと、目薬をさしている
光の回り込む
嵐の窓を背景として
たたずまいの凜とした様は
やはり羨ましいものだ
・・・振り向けよ
耳飾もけわいも
なにもない、少女よ・・・
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