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「国鉄マン」がつくった日韓航路―俺たちのプロジェクト「ビートル」物語
2008年04月15日 19:22
たまたま昨日(14日)古本屋で買ってきて、21時半から読み始めた所、3時間足らずで読みきってしまいました。今目の前少々クラクラ気味。
一言で言えば、非常に困難であろうと思われていたプロジェクトを一つの信念で突破し、一気通巻で成功にまで導いた物語、ということになると思います。でもそれだけではない。
この物語の端緒は国鉄改革の頃、JR転換期の頃まで遡ります。一極集中、中央集権で全国の鉄道網をコントロールしていた旧国鉄が崩壊するその時、地域別に特色ある経営が出来ないかという模索をする中、九州が隣国韓国・釜山とたった210キロしか離れていない地の利であると気付く時、そこに未知の可能性を見出した初代社長。またその無謀とも言うべきプロジェクトを成功させるために周到に準備された人の環と、その困難な事業を前向きに進めるために採った一人一人の個性を最大限に生かすヒューマンマネージメント。私はこのお話自体はある程度周りから聞いていたので、追認的な読み方をしてしまっている部分もありあまり「臨場感的」感動をお伝えできないもどかしさがあるのですが、そうですね。周囲からとても出来そうにないと言われているようなプロジェクトに携わられているマネージャーさんに一度読んでいただけるといいかと、思う一作です。日経らしからぬ?人間くささが感じられて読んだ後に達成感をいただけました。いい作品だと思います。
2002年 日本経済新聞社 渋田 哲也著
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