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消したい記憶

2008年02月12日 15:50

「お前の胃は4つある。」
いろんな人に言われる言葉。

どんなにストレスがあっても、胃が痛くなったことは1度もない。
他の人が、胃潰瘍になっても、食欲がなくなっても、俺の胃が痛くなることはない。

普通は、プレッシャーがきつい時に、
顔色が悪くなりながら、必死に残業していると
大丈夫ですか?何か手伝いましょうか?」
と、女の子に言われる。

しかし、俺の場合は、どんなに大変な時でも、
「お昼に焼き肉食べてたし、元気そうだからいいんじゃない。」
となる。
でも、その言い方、

死にそうになっても助けてくれない感じがする。

この違いは、なんだ?



大学時代、友達に、
太っていて、顔はブツブツ、さらに、性格は強引。
洋服は1年中、同じ服。
ジーンズとTシャツ、長そでシャツ、皮ジャンの4つだけで、1年中過ごす。
アルバイトはしないので、いつもお金はない。
そういう奴がいた。

すべてにおいて、女の子が嫌うタイプ。

しかし、在学中に彼女は2回いた。

1人目は、看護学校に通っている子と付き合った。
デートしようと何回も電話をして、無理やりOKをとった。
その子は、「なんか、かわいそうだったから」と言っていた。
母性本能がくすぐられたらしい。

最初のデートの前日、夜12時、突然、俺に電話をかけてきた。
あいさつも、「もしもし」も言わず、

「車貸して」
「は?」
「だから、車貸して」
「なんで」
「いいから、車貸して」
「やだよ」
「なんで」
「やだから」

ピンポーン。

「え?」

ピンポーン。ピンポンピンポンピンポン

「早く貸して」

ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン

「わかった。貸すから、両親に迷惑がかかるから、家のインターホン鳴らすのやめてくれ」

まさか、夜中に家の前で電話しているとは、思わなかった。

しょうがないので、玄関を出ると、いつもの格好で門の前に立っている。
車を車庫から出す。本当に嫌だ。絶対、貸したくない。
でも、これ以上こいつがいると、親に迷惑だし。近所にも迷惑だ。

鍵を渡すと、
ガソリン代」
「は?」
「だから、お前の車なんだから、ガソリン代」
「いま、金ないよ」
「じゃあ、ガソリン、カラで返すけど、文句言うなよ」

すごい論理。
悪徳セールスマンより強引だ。
もういい、とにかく、いなくなってくれ。
ぶつけないことを祈る。

本当に嫌だった。今、思い出しても、嫌な思い出だ。



奴の2人目の彼女は、家庭教師教え子だった。
大学受験のための家庭教師をして、大学入学後、付き合った。

よく、あんな奴に教わると思うが、近所の子だと言っていた。

大学で会ったときのこと。
「よう」
もう、逃げたい気分。会いたくないのだが。
「久し振り」
「今度さあ、彼女と飲みに行くんだけど」

嫌な予感。金貸せとか言われたら、嫌だと思った。

「どこがいい?」
ちょっと、ホッとする。

居酒屋でいいんじゃない?」
適当に答える。良い店を教えても、高いとか文句言われて、面倒くさい。

「そっか」

そう言って、行ってしまった。
大学を歩くだけでも、肝試しの気分だ。


2週間後、突然、携帯が鳴った。
「もしもし、○○さんの携帯でしょうか」
俺の苗字を言う。
「はい」
「こちら、○○○新宿店の○○です。先日はご来店ありがとうございました。」
居酒屋チェーン店の店長からの電話。
俺は、行った覚えがない。

「あの、先日お忘れになった、ジャンパーを取りに来ていただけないでしょうか?」

「はい?」
なんのことか、全然わからない。
頭の中は、???だ。

「○○様の携帯ですよね。」
むこうも、不安になったのか、もう一度聞く。

よくわからないが、携帯の番号と名前を知っているのだから、とりに行くことにした。
有名なチェーン店なので、だいたい場所もわかる。

「すみません。○○ですが。」
「あ、ジャンパーの。ちょっとお待ちください。」バイトの若い女性店員が言う。

すげー汚い皮ジャンを持ってきた。
俺は、この「汚いジャンパーの○○」と思われているのか?
これは、俺のじゃない・・・。わかってくれ。

それにしても、臭い。
早くとりに来てください、というのもわかる。

誰のかは、すぐにわかる。
どうすれば、真冬にTシャツ一枚で帰れるのか、理解できない。

家に持って帰るのは嫌だったので、大学に行き、
そいつのロッカーの上においた。


次の日、大学でそいつに、居酒屋から電話あったよ、と言った。
忘れ物すると、とりに行くの面倒くさいから、お前の名前で予約した。悪い。悪い。御苦労。」

帰る時、Docomoに寄り、携帯の番号を変えた。


もう、会いたくない。

消したい記憶・・・。


でも、奴には、彼女がいた。
俺には、いなかった。なぜだ?



2/8(金)のブログに書いた、女の子
「聞いて、土曜日のデートは良かったよ。東京タワーがきれいだったの。でね、月曜日泊まりに行っちゃった。直接、来たの。」

デートは大成功だったようだ。

「金曜日に見せてくれたのと、同じ服で行ったの?」
「そう、美容院は行ったけどね」

よし、ここで、反省点をふまえて、
他人のデートに興味はない、という態度はとらないで、
「本当にかわいかったよ。セーターもかわいかった。」
「次に、すごくかわいい格好してきたときは、お昼、一緒に行こう?」
と言った。

その子は、すごく喜んで、
「お昼だけならいいよ」
と言った。

少し、女の子とのコミュニケーションのしかたが、わかった気がした。

このデジログへのコメント

  • shinji 2008年02月12日 23:46

    強引さに魅かれるのかなあ。好きです、て強引にこられると、断れないときもあるんでしょうか。

  • ミア 2008年03月02日 23:57

    ジャンパー繋がりで飛んで来ました。すごい知り合いがいたんですね!縁切って正解でしたね。

  • shinji 2008年03月03日 08:45

    強烈でした。もっと早く、縁を切りたかった・・・。コメありがとです。

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