焼き肉とデート

女の子は、恋愛の話を女の子同士でする。

モテない男どうしは、恋愛の足の引っ張り合いだけをする。
恋愛の協力は、絶対しない。
モテない男に、彼女ができそうになると、必ず妨害をする。

それがルールだ。


俺は、女の子を映画に誘おうと思っている。
その子は、ジョニー・デップの大ファン。
だから「スウィーニー・トッド」に誘うつもりだ。

でも、見た人の感想では、
「血がとびちる」
「かなりグロい」
などと言われた。

レビューでは「肉が食べられなくなる」と書いている人もいる。

焼き肉が大好きな俺としては、このレビューが一番困る。

わざわざ、モテない奴らは、プリントアウトしたり、メールで送ってくる。「肉、食べられなくなるらしいぜ」

ムカつく。
でも、これがルール。

焼き肉をとるか、デートをとるか？


当然デートでしょう。

まず、その子を誘うために、十分に準備をしようと思った。
土曜日の失敗はしたくない。
2/9(土)のブログを読んだ方から、洋服屋の子は、諦めた方が良いという、メールも、もらった。

了解。

ビジネスでプレゼンテーションするときも、十分な準備が必要だ。
前回は、準備が足りなかった。
モテないのが問題ではない・・・と思う。

ターゲット分析。
駅ビルに入っている、コーヒー豆を売る店の店員。
年齢は26歳。
彼氏なし。

特徴
都会の出身ではないため、少しゆっくり話す。

以上。


話の展開は？どこから、映画の話にもっていくか？
Step1
「ジョニーデップは格好いいよねえ」と話していく。

Step2
「寒いと映画館に行く気にならないけど、もうそろそろしたら、暖かくなるよね」という話にもっていく。

ジョニー・デップ　→　映画館に行く　→　一緒に行こう

このイメージを作る。何回もイメージする。
イメージトレーニングは完璧だ。


今日、行ってきた。
休日の駅ビルは、夕方になると人が少なくなってくる。
だから、6時に行く。
駅前にも人が少ない。駅ビルもかなり空いている。
計算通り。

「こんにちは。」
「いらっしやいませ」

いつものコーヒー豆を注文。
お金を払いながら、イメージトレーニングどおりに開始。

「ジョニー・デップの映画、最近、見た？」
「見てないです。今、スウィーニーなんとか、てやってますよね」

うまくいっている。

「雪降ったりして、寒いから、なかなか行かれないよね」
「そうですね。寒くて動く気なくなります。」

ラスト、詰めだ。

「でも、私ね、あれ血がすごい、ていうから、DVDで見ようとおもっているんです」

「え・・・？」
こっちが誘う前に言われた。。。。

この状況、どうすればいい？？
イメージトレーニングをしすぎて、応用がきかない。


昨日のブログで書いた友達は、3分で落とすが、
俺は30秒で撃沈。

なんだ、この差は・・・。






昨日、ブログを書いてて、思った。

2月8日(金)のブログで、俺の対応は最悪だったのではないか？
デート服を見せにきた女の子に、かわいいと、きれいしか言わなかった。

ネックレスやセーターは、もっと褒めるべきだったのではないか？

ただ、難しいのは、ストッキングを褒められるか？という問題。
「その色はきれいだ。」とか「実に美しい」
とか言ったら、どうみても変態。

でも、あそこまで、はっきり褒めてほしいという態度をされたら、どうすればいいか？

少なくとも、「わかるわけがない」という態度はいけなかった。
反省した。

明日、会うときに、やっぱりもう一度、ネックレスだけでもいいから、褒めよう。