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消したい記憶 (2)

2008年02月13日 11:15

人の意見を受け入れる。大切なことだ。
言葉も重要だ。


しかし、自分の考えだけで、行動されるのは困る。

(昨日の続き  大学時代の友達の話)

奴の家は、母子家庭
通勤に使うので、平日は車が使えないが、母親が仕事の休みの日は、車が使える。

車で俺の家にきた。来てほしくないのだが・・・。
ピンポーン。
「はい」
「おう」
ブチ。インターホンの受話器を置く。

俺は嫌だ。出たくない。
自分の部屋に急いで戻り、携帯の電源も切る。

静かになった。

「プー」
車のクラクションの音だ。
どうせ奴だ。無視をしよう。

「プッ、プー」

うるさい。近所迷惑だ。
窓から外を見ると、
「え!!!」

家の門の前に、道のど真ん中のすげー邪魔な場所に、奴の車が止まっている。
家の前は一方通行。隣の人が、通れなくて、クラクションを鳴らしていた。

門が開いている。
母親自転車がない。
「あの野郎、車を止めて、人の家の自転車に乗って、どっか行きやがった。」

急いで、奴の携帯に電話をする。
つながった。俺があわてて「もしもし」と言う。
「おう」
「どこにいる?」
「家」
「え?」
なんで、車で帰らない???

自転車が壊れて修理してんの。そいで、不便だから自転車を借りに行っただけ。車の鍵は、ポストに入ってるから。」

わかったような、わからないような・・・。

とりあえず、隣の人に申し訳ないので、急いで、車をどけた。
でも、家の駐車場には、空きがない。

電話すると、「持ってきてよ」
ムカつくが、放置すれば、他の人が通れなくなる。

奴の家に行くと、俺の母親自転車が置いてあった。
ちょうど、その時、奴の母親が帰ってきて、言った。
「いつも、お世話になっています。」

本当に世話しています。かなりムカついてます。

「いつも、すみませんねえ。上がって、何か食べていって」
俺は帰りたい。

「こいつドーナツ好きだから」勝手に奴が言う。
そんな話、一度もしたことない・・・。

「あら、そうなの。じゃあ、買ってきたからどうぞ」
なんか、いつのまにか話がすすんでしまった。

お茶をいれてもらい、ドーナツを食べる。
別に、話す話題もないので、無言だ。
3人でテーブルを囲んで、無言で食べる。
よくわからない空間・時間。

と、そこで、電話が鳴った。
「はい、わかりました」と言って、奴の母親が電話を置いた。
自転車、直ったって」

奴は奴の母親に言った。
「じゃあ、車借りるよ。送って行ってくれるって」
「え?」と俺。
「いつも、すみませんねえ」
また、いつのまにか、話しが進んでいく。

この親子に、はめられてるのか、俺は?

しょうがないので、自転車屋まで俺が車を運転していく。
そして、奴を自転車屋に置き、奴の家まで、戻る。
自転車のほうが早いぐらいの距離だ。

車庫に車を入れ終わって、門を閉めていると、奴が帰ってきた。
奴が言った。
「このあと、用事があるんだろ。じゃあ。」
「いつも、すみませんねえ」と奴の母親
こっちが、答える間もなく、パタンと扉を締め、カチャと鍵を掛けた。

「え?」

俺は、自分の母親自転車で家に帰った。
あの親子、絶対グルだ。はめられた、と思った。


他人の意見を鵜呑みにすることも、重要だ。
何も考えずに、聞いてくれ。
「頼む、他人に迷惑をかけるな。」

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