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異世界に転生したら美少女でモテモテで

2025年02月11日 00:11

異世界に転生したら美少女でモテモテで

勇者になってハーレム作って・・・なんて そんな都合のいい話があるわけなかった
「・・・どうなってる」目を開けて見えたものは 見慣れた自分の部屋だった

六畳一間でワンルーム 大学生になってから一人暮らしを始めた部屋だ
「夢か・・・」

あの 剣と魔法の世界は夢だったんだろうか? それとも俺の妄想が生み出した幻?
・・・まあ いいか

どちらにせよ俺にとっては何の得にもならない世界の話だ
今まで通り大学に通いながら適当バイトして 適当に遊び 適当に勉強して 

それなりに卒業して それなりの会社に入る 
そんな人生でいい 無駄に努力するなんて面倒だし そんな時間があるなら寝ていたい 

とにかく無駄なことに労力を割きたくないんだ
「・・・さてと」二度寝するかな さっき寝たばっかりだけどな

「起きろ もう朝だぞ♡」「う~ん・・・あと五分・・・」「ダメだ 早く起きないと遅刻するぞ♡」
あ~うるさいな・・・誰だ?俺の安眠を邪魔する奴は「・・・って ええっ!?」

がばっと勢いよく布団を捲る するとそこには・・・
剣と魔法の異世界で俺を散々こき使った憎たらしい女の顔があった

「遅いぞ もう十時になる♡」「お前・・・なんでここに?」
「昨日言っただろ?今日から一緒に暮らすって♡」

あ~そういえばそんなことを言っていたような・・・気がするな 
でもそれってつまり一緒に暮らすってことか!? こいつと一緒に暮らすなんて冗談じゃない!

絶対にお断りだ!「出てけ!」「なんでだ?もう布団は敷いてしまったぞ♡」
「俺の了承もなしに勝手に決めんなよ!」「だって・・・なかなか起きないお前が悪いんだぞ?♡」

う・・・それを言われると何も言い返せない でもそれとこれとは話が別だ!
これ以上こいつと一緒になんていられるか!「とにかく出てけ!」

強引に手を引っ張るとそいつは簡単にベッドから転がり落ちる 
そしてそのままずるずると引きずりながら玄関まで押していった

「・・・いやだ♡」「なんでだよ!?そんなに俺と暮らさなくてもいいだろ!?」
「それはダメだ♡」「なんでだよ!?」

するとそいつは俺の耳元に顔を近づけて囁くように言った
「だって・・・お前と一緒に居たいから・・・な?♡」「・・・っ!」

顔が熱くなるのを感じた こいつ・・・よくもまあそんな恥ずかしいことを堂々と言えるもんだ!
「と とにかく出てけよ!もうお前とは一緒に住まないからな!」

「わかった じゃあまた後で来るぞ?♡」「・・・二度と来るんじゃねえ!!」・・・

ここまで読んでいただきありがとうございました

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