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損保大手4社の持ち合い株全部放出6.5兆円規模 保有株は商社が多い

2024年03月01日 10:14

今年の東証の方針で、企業の持ち合い株は、少数株主に取っては不利に扱われるとして
持合い株自体を無くす方向に持って行く事になっています。
大手損保は、商売上関係のある企業の株をかなりな額保有している。金額的には6兆5000億規模ですから
結構な額です。それをゼロにせよというお達しがあり、全部放出する事になったわけです。
損保が保有している銘柄に取っては売り圧力になります。
どのような銘柄が多いかとなると、まず車メーカー(トヨタホンダ)そして商社です。
商社では伊藤忠が一番多く、次いで三菱商事三井物産となっている。
最近商社は寄り付きが高いのですが、いつの間にか売りに押されて値を崩すパターンになっていますが
背景にはこんな状況があるわけです。
損保会社だって一度に売れば値を崩す事になるので、かなり分けて売るにしても、
商社トヨタなどは上値が重くなるだろうな。
この持合い株、子会社株などの持ち合い株全体は東証で100兆円程あるらしい。
全部放出せよとはならなくともいずれ圧力が掛かる。
トヨタもその一環で系列子会社の株を売っているわけです。
日立などはまず一番最初に目を付けられたでしょうが、日立は上場子会社を全て売却していますから
目をつけられる事は全くなくなりました。しかし凄いもんですねー。
日立の上場子会社は足など引っ張る所か、かなりな優良会社がゴロゴロしてましたから
本来なら売却などしませんよ。それを全て売却するのですから、かえすがえす日立とは凄いもんです。

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