米商業用不動産ローン返済金額

米商業用不動産ローン返済金額だが
今年中の返済期限は　　　　　　３7兆円
今後３年間の返済期限は　　　　210兆円
とされており、この期間の金利は３～５％程度が続くだろう。
ただ金利が上がったとはいえ、コロナ前～コロナにかけての金利は１～２％台であるから
金利負担は大したことはない。
ただ借り換えからは、今年中なら最低５％の金利を払う事になる。
そうなるとただでさえ空室率が上がっている商業用不動産の運用はきつい。
アメリカでは空室率が20%にもなるが、最新ビルの価格は逆に３％上昇している。
だが旧来のビルは８％資産価格が下落している。
問題は旧来型のビルをどのようにするかである。このまま放置すればどんどん資産価格は下がる。
改修をして価値を上げるか、又は商業用ではなく不動産の目的を変えて
民間人が住むマンション的なものに改修して行くかである。
先にリートの本格反発が近いと言ったが、一本調子の上げが続く程甘くはない状況と再判断したのは
借り換え時の金利が最低でも５％になる。空室率が20%もあるという２つの大きな壁が立ちふさがっているからだ。
再びの下落に備えて待機資金は持っているが、その期間資金は眠っている。