営業マン

「あんた、はよおきや、仕事やで」
「うるさいな、起きるがな」
「先にあれが起きてるヤン」
「男はしゃあないねん」
「最近、あたしには使わんくせに」
「はいはい、そのうちにナ」

何時もうるさい嫁はんや、そのうちにええ思いさせたるがな

「あんた～ゴミもついでに出しといてナ～」

またかい、出掛けに何時もや
ああ～最近はノルマもきついし、家のノルマもきついな
さて今日はどうしようか

今日はこの地区を回ってみようか

ピン～ポン～

「は～い」
「こんにちは奥様」
「イヤやわ、奥様やナンテ、で今日は何のようで？」
「はい、今日はわが社の新製品を皆様にご紹介にあがりました」
「まァ、ナンや知らんけどここでは聞きにくいわあがって」

おっ！調子ええな、でわではあがらして貰おう
それにしても、四十代かな？ちょいと色っぽい、俺好みやで
あかん、鼻の下が、にやけてる。

「では奥様、このパンフレットをどうぞ」
「ふ～ん～」
「これはですね、今度わが社が輸入しました新しいタイプの・・」

あれ～？この奥さん
俺の話を聞いてない、それになんや色っぽい目で俺を見てるがな

「ねぇ～それより今ねお茶にしようと思ってたん、貴方もどう～？」

なんや風向きが変わってきたで、まァええか！お茶ぐらい

「そうや、お茶よりビールにしましょ」

朝からビールかいな、ええか、製品が一つ売れたら何処かで覚ませばナ

「ではお願いできますか？
「うふふ」

ビールを持ってきて注いでくれたな、しかし朝からのビールはうまい
おっ！この奥さんも良い飲みっぷりや
白いのどがキレいやな
しかしなんや知らんけど、目つきがだんだん怪しくなってきたで

「あの～奥様この商品の特徴はですね」
「もう～いやな人やね、もう少し飲んでからにして」

まだ飲むんかいな、よし俺も飲んだろ
おや？俺の手を握ってきた、何をするねん
撫で撫でされたら変な気分になるがな
傍にきたで、俺の太ももまで撫で撫でしてるがな
あかんあれが元気になってきた、最近ご無沙汰やから即反応するがな

今度はズボンのチャック開けてるがな、直に撫で出したがな、なんや気持ちええなァ～
あっあっそんなことしたらあかんがな
口で咥えたら
ますます元気になってきた
辛抱堪らんのか上になってきたがな
奥さん、何をするんですか～～
腰を動かしたら気持ちええがな
そんなに激しく動いたら感じて逝ってしまうがな
おくさん～～あっあっ


「ちょっと、あんた！また寝て、仕舞いには会社遅れるで、それに
　何をにやついてんねん？気色悪いな」

あかん二度寝してたんか
会社遅れる～ぅ

「あんた！！ゴミ｝

そんなモン知るか
はよ会社行こ
しかしええ夢やった

「うちの人、あれを咥えたらむちゃ元気やった、よし今晩寝たら
　また咥えたろ、最近ご無沙汰のバツや」