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わっかい娘は、ウッフ~ン(前編)

2014年06月12日 16:58

わっかい娘は、ウッフ~ン(前編)

会社から、かけ放題携帯を支給された。

良い機会だったので、家族全員の携帯プランを見直す為に携帯会社に出向いた。

諸事情があって、都合5回も通ったのだが、同じ説明を繰り返すのが嫌で、担当を決めてもらった。

彼女の出勤日を教えてもらい、店に行き、プランの変更をしてもらった。

担当してくれたミウちゃんは、勤めて4年目の小柄で顔に沢山ホクロがあった。

若い娘は、苦手と言うか、むしろ嫌いであったが、娘と年が変わらないこともあったのか、普通に話もできた。

「ミウちゃん、次の水曜日、休みだったね?」

「はい、そうですよ。何かありましたか?」

「いや、水曜日は何もないけど、火曜日、仕事終わってからメシでも行くか?」

あんまり本気じゃなかったけど、ある種、社交辞令的に口に出していた。

「えっ、ホントですか?」

「まあ、何にも予定がなかったらだけど。あっ、でも、こんなオヤジとメシ食っても楽しくないか、あはは。」

自嘲的に笑うと、遮るようにミウちゃんは言った。

全然大丈夫です、連れてって下さい!!」

そんなわけで、子供のような娘と食事に行く事になった。

当日、ミウちゃんが選んだ店は、駅前にある、ちょっと高級な焼肉屋さんだった。

僕達は個室に案内され、食事を楽しんだ。

驚いた事に彼女は冷酒をグイグイ飲んでいた。

うちの娘もそうだが、最近の女の子ビールがあまり好きじゃないらしい。

それにしても、良い呑みっぷりだった。

「俺は、ミウちゃんの両親と、年変わらないでしょ?」

「はい、そうですね。ん~、うちのお母さん、色っぽいですよぉ~。」

「そりゃ、今度、紹介して欲しいな。」

「ダメですよぉ~、金山さん、イヤラシそうだから。」

そんな話が出る頃は、ミウちゃんはかなり酔っぱらってようだった。

「いいじゃないか、大人同士だし。色っぽいお母さんが浮気するの心配?」

「う~~ん、言っちゃおうかな…。」

「何?」

「うちのママ、私が中学くらいの時、不倫してたんです。」

「ほぉ~。」

「誰にも知られていないと思ってるけど、私とお姉ちゃんは知ってるんです。」

「ふ~ん。」

「その時は、凄く嫌で、パパが可哀想だったけど、今考えると、あんなパパだったら仕方ないかなって…。」

パパ、悪かったんだ?」

「うん…、まるで…」

「まるで?」

「まるで…、金山さんみたいに!」

「えっ!?」

「うふふ、金山さんみたいってのは冗談ですよぉ

「おいおい、驚かすなよ。悪い娘だな。」

こっちも少しずつ酔っぱらってきた。

普段、若い娘と話さないので、つい中年スナックママに話すような内容の話になってしまうが、ミウちゃんは平気で応えてくる。

ほんの小娘と思っていたが、僕の見る目もダメダメだった。

「ミウちゃん、エッチは?」

「さっきも言いましたけど、2年前に彼と別れてからずっとしてないですよぉ~、もしかしたら金山さんより、レスが長いかもしれないですよぉ。」

などと、熟女相手ならいざ知らず、若い娘に真顔で答えられと、こっちが赤面してしまう。

2時間ちょっとで店を出た。

「さあ、タクシー呼ぼうか?」

「え~、もうですか?」

かなりグラグラしながら、彼女は言った。

「今日は遅くなるって言ってきたんですよぉ~、何処かに連れてって下さいよぉ。」

彼女は僕に腕を組んで身体を寄せてきた。



続く

このウラログへのコメント

  • ペルソナ 2014年06月12日 18:44

    お帰りなさい!って変だけどログアップ待ってました今までとは話の流れが違うから余計に続きが楽しみ!

  • リャン 2014年06月12日 22:51

    待ってました(^^)若い女性との絡み楽しみ♪早く読みたいよ!

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