迫水さん　本懐そしてさようなら・・・

前回のログの続きというか

女の戦いの決着ですけど

少し後味が悪いというか

予想以上の結末になりました


上目線な物言いで

自分が一番のプライドの塊みたいな迫水さんは

いなくなりました・・・

後に残ったのは

主人が言うところの残骸のような女

墜ちた女王様が言い得てる気がする


井口さんに言わせれば

「迫水さん　何があったんだろ？」

「どうかしたの・・・？」

「なんか媚び媚びになっちゃったよ」

「媚び媚びって・・・？」

「したいフェロモン撒き散らしてるみたいな」


うーん・・・性欲にのみ込まれちゃったな

田中さんに聞けば

「恥知らずな女だったけど

あそこまでいくと惨めにも思えるわ」



ちょっと迫水さんのイメージから

かけ離れた言葉ばかり



「そういえば　こっちに連絡あったよ」

「誰から？」

「迫水さん」

「なんて・・・？」

「してくださいって」

「してくださいって・・・あの迫水さんが？」

「うん」

「詳しくは聞かなかったけど　何をしたの？」

「なにをって　普通にお仕置きしただけ」

「お仕置きって・・・？」

「君や坂井ちゃんにしたお仕置き」

「あれを・・・」

「それプラス　スロット大負けのときのお仕置き」

「そ、それって　SMっ・・・」

「うむ」

「全部やったの・・・？」

「いや　途中で壊れた」



そりゃ壊れるよ・・・

わたしや坂井ちゃんとか

深水さんなんかは

主人に下ごしらえをしっかりされて

それに耐えられる下地があるからいいけど

寸止めで狂うくらい焦らされて

いかせてもらえたと思ったら

ほんとに死ぬんじゃないかってくらい

いかされ続けられて・・・

それにSMって・・・

この人のSMって精神的な要素が多いし・・・


そして迫水さんを迎えに

迫水さん・・・

相変わらずすごい格好・・・

ほんとだ・・・

媚び媚びモードとでもいうのか

なんか声かければ即やれそうって雰囲気


車に乗せて

「迫水さん・・・」

「ひっ　」

何・・・そのひっって？

「ご、ごめんなさい・・・もうしません」

「ちょ・・・」

「許して・・・脱ぎますから」

「はい・・・？」

「何でもしますから　許して」

「・・・」



これって　まるで・・・

調教された奴隷・・・？

いったい　どこをどうすればここまで・・・

そして　主人と・・・


涎や鼻水、おしっこを垂れ流して

嬉しそうに腰をふって・・・

これは　ただの・・・

性欲に溺れた女だ・・・

あの時の井口さん・・・

暴走した時のわたし・・・

引き戻してくれる人が

いなかったら・・・

この迫水さんがわたしや井口さんだ・・・



耳元で主人がささやく

「覚えておいてね　」

「ん・・・？」

「間違うと暴力とも変わらないから」

いつになく真剣だ・・・

そういえば

あかりちゃんだっけ？

あと　るかちゃんだっけ？

昔　壊しちゃった子って

まあ　別な意味

わたしも井口さんも

そして田中さんも

壊されちゃったといえないこともないけど・・・


「それと　この子に出してよい？」

あのさ　それ確認するもんじゃないよ

「もしかして　願いを叶えてあげる？」

「まあ　そんなとこかな」

「いいけど　もしもがあったら」

「大丈夫　もう時期　始まるよ」

「えっ・・・？」

「たしかそろそろだし　胸も張ってきてるし」

と、いうか　それなに？

なんで迫水さんの生理まで把握してるわけ？

「あ、蛇足だが　みんなの一応把握してるから」

この人って・・・



「ひっ、ひっ、いいっ、あああ」

乱れながら　主人のにしゃぶりつく迫水さん

「ああ、おいしい、ああ　すてきっ」

「出して欲しい？」

「はふっ、はい、あふっ」

「どこに？」

「中に、むぐっ」

「どっちに？」

「ぜ、ぜんぶっ」

「3発か」



ちょっと待てっ

3発ってなに？

口でしょ　あそこでしょ

あと一発って・・・



口に　あそこに

そしてお尻の穴に・・・



体中を痙攣させながら

快楽に溺れてる迫水さん

「ひっ、あひっ、中に、うれしい」

迫水さんがわたしを見る

「と、とどいた、あひっ、ひっ」

涙を流して喜んで・・・

おしっこを垂れ流して気を失った・・・



「すごい・・・」

すごいみっともない姿で

田中さんじゃないけど

惨めそのものなんだけど・・・

こんな嬉しそうな顔・・・


迫水さん　最高に素敵かもしれない・・・


意識を取り戻した迫水さん

主人に言われてお風呂に入れる

なんか体がまだ戻ってないみたいで

わたしが体を洗ってあげる

「やがみさん　御主人に出させた」

「えっ、うん　そうだね」

「やっと追いついた」

「うん　すごいよ・・・」

「うれしい、最後にやっと」

「最後・・・」

「最後って約束だから」



わたしに負けたくない

それがこの人の目標で

その達成条件が主人に出させること

今日　わたしに追いついた


でも　この人はそのために・・・

何を失ったのだろう・・・

長所とは思えないけど

この人本来の自分を失って

得たものがこれ・・・


なんかせつないな・・・


駅前まで送って


駅に向かう後姿を見送る


あの人の明日は・・・


　　　　　　　　　　　・・・どうなるんだろう？