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何もかも忘れたいと思って<8>

2011年06月23日 20:57

センパイは私の手を握り、

覆いかぶさるようにしてキスをした。

とても優しくて、なんだか切ないキスだった。



そのキスには、男女としての愛情はなく、

ただ求め合う感情があるだけだった。

でも、今はその方が楽だったし、

その方が私たちには合っている気がした。

二人に足りない、どこかやるせないものを補うキス

その不安定で脆い引力が、

今の二人を強く結び付けていた。



キスをしながら、

センパイは、陰部にまたもや指を挿入した。

十分すぎる程に濡れているからか、

何の抵抗もなく入っていく。

「はうっ」

快感に思わずまた声が漏れてしまう。

「あっ、そこっ・・・」

センパイの指が、私の性感帯を捉えた。

「ここが気持ちいいんだね?」

「はっ、はいっ・・・あぁぁっ、」

自然と腰が浮いてしまう。

センパイは、徐々に指を激しく動かし始め、

私の奥をかき回した。

「あん、あぁぁぁ、もうだめぇぇぇっ」

体中に刺激が広がり、

私はまた、あっさりとイッてしまった。



小刻みに体を震わせて横たわる私に、

頬に唇をそっと当ててから、

「入れるよ?」

と、センパイがささやいた。

「・・・はい・・」

私は、小さくうなずいた。



センパイのそれは、大きくそそり立っていて、

私の心臓が、ドクンっとした。

欲情と切なさが、渦のように私の心をかき乱していく。

もっと気持ちよくなれると言う悦びと、

これでふっきれるかもしれないという気持ちと、

元カレに抱かれた時の淡い記憶が駆け巡って、

胸が痛い。

「早く・・・」

私は、思わず呟いた。



私の足を大きく広げると、

センパイはゆっくりと自分のモノを入れてきた。

「うっ・・・ん」

温かい感覚が、膣の壁を伝わってくる。

でも、思った以上に大きくて、

私は顔をゆがめた。

「あぁっ、」

大丈夫?」

「ん、ゆ・・・っくり、して・・・」

「わかった」

センパイは、最大限に私を労わって、

ゆっくりと時間をかけて、

奥まで入った。

「せ、センパイの、おっきい・・・」

「ははっ、そんなことないよ」

初めて、照れたように笑う。

「痛かったらちゃんと言いなよ」

そう言って、先輩はゆっくりと腰を動かし始めた。

 

センパイの先が奥に当たるたびに、

少し鈍い痛みが走る。

でも、だんだんとそれが心地よくなってきて、

私はまた喘ぎ始めた。



センパイの息も荒くなってきて、

二人の息遣いが合うと、

1つになっているという実感が前進をまとった。

私の内部は、

感覚がどんどん研ぎ澄まされて、

彼の動きに合わせて、

体が動いてしまう。

「あぁ、あぁ、センパイっ、気持ち、いぃっ」

センパイは、

にこりと私に笑いかけて、

唇を重ねた。

「はんっ、んんっ」

私は、センパイを抱きしめた。



センパイ腰の動き

さらに激しさを増す。

私の声は、それに比例して大きくなっていった。



「せんぱぁぁぁい、もう、もう、だめ、あぁ、イクっ、イッちゃうぅうぅっ」

センパイに突かれながら、

私は体をのけぞらせた。

それでも暫くセンパイの突きは止まらなかった。

快感が全ての感覚器官を支配して、

私は頭が真っ白になった。

このウラログへのコメント

  • SPA 2011年06月23日 21:18

    今までの丁寧な文章とは違い終わらせる気まんまん!(笑)
    これはこれで面白いから良し(笑)

  • ゆきんこ555 2011年06月23日 22:51

    SPAさん>> はぁ、ばれましたかww もうね、一気に書いちゃったんで、仕方ないですww 気が向いたら編集できるし☆

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