田村さん宅訪問・・・

第一章　第一話

今回のわたしの暴走は・・・

ここから始まった・・・


ほんま　なんもないとこやな』

えっと　なんで関西弁・・・？

主人が言うには

限りなく25年前の自分と

今の自分を同時に成立させないといけないとか

はっきり言って　

おばかなわたしには意味がわかりません・・・

とにかく田村さん宅まで来たのだけど

主人のとこも東京？ってくらい

山あり緑ありだけど・・・

ここも家が少ない・・・

というか　一軒一軒が離れてる・・・


さあ　いよいよ田村さん宅に・・・

玄関が開いてみゆきさんが迎えて・・・

・・・

うん・・・なんかもう・・・

頭の中真っ白になった・・・

みゆきさん・・・

それ裸エプロンじゃない・・・

でも・・・

わたしの体が若くっていいなって言ったけど

みゆきさんも若いよ・・・

お尻だってたれてないし・・・

『それはお出迎え用に？』

（何が？）

『いや　裸エプロン』

（あ、これ　配達とか来た時用よ）

あの・・・言ってる意味が・・・

廊下から部屋に入るとみゆきさん

エプロンを外し帽子掛けに掛ける・・・

『なるほど　そういう意味か』

えっとわけがわからない・・・

主人から説明があった

『推測だが　多分家の中では全裸で

配達とか来た時はさすがに全裸ってわけにはいかず

エプロンを着て出るって事じゃないかな』

（正解、まあ　他の着ることもあるけどね）

なんか　こういう中で主人は生きてきたわけで

[やがみくん　よく来たね]

田村さんが出てきた・・・

おそるおそる田村さんを見る・・・

よかった服着てる・・・

『みゆきのこの格好はきみの趣味かい？』

[いや　みゆきの趣味じゃないかな]

『なるほど　納得』

・・・

理解不可能・・・

この人たちの考えっていったい・・・？

[モデルとか何故美しいか]

「はい？」

[見られてる自意識を常に持つ事]

『自分の体が常に目で犯されてる

そう意識を持ち続ける事が重要だっけ？』

長くなるので省くけど

それがこの人たちの理論だそうで・・・

なんか主人が3人いるみたいな感じ・・・

実はこの話　1時間くらい続いた・・・

途中　みゆきさんは食事の準備にキッチンへ・・・

わたしも手伝いにキッチンへ・・・

なんかもう　頭の中がチリチリしてきた・・・

「あ、なんか手伝います」

（気を使わなくていいわよ）

「いえ　あっちいてもわけわからないし・・・」

（まあ　そうかもね）

「あの・・・」

（なに？）

「わたしも脱がなきゃいけないんでしょうか？」

（はい？）

「いや　なんかそんな気が・・・」

（あはっ、あはははは）

なんか笑われた・・・

（別に脱がなきゃいけないってことなから）

「でも　なんか　みゆきさん裸なのに」

（まあ　最終的には脱がされるけど）

「やっぱり脱ぎます」

なんか場の雰囲気というか・・・

もっとも脱ぐっていっても

今着てる一枚脱いだら・・・

ニーソだけなんだけど・・・

ニーソだけになって・・・

テーブルに食事を並べる・・・

[いいねえ]

田村さんが笑顔で見てる・・・

ついでにジャージの上からでもわかる・・・

大きくなってる・・・

[僕らも脱ぐかい？]

『気乗りはせんがバランス的には脱がないといかんな』

[ひさびさに聞いた]

(ほんと久々ね　やがみくんのバランスって言葉)

4人裸で食事・・・

異常な光景・・・

身長は主人の方が高いみたい・・・

でも　あれは・・・

子供と大人って見える・・・

食事が終わったら・・・

あれが・・・

わたしの中に・・・

というか・・・

想像出来ない・・・

　　　　　　　　　　・・・ちょっと怖い