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伝言ダイヤル、電話友達になった女性

2009年03月08日 00:50

伝言ダイヤルを使っていると、こちらの電話番号を教えないと何も始まらない。

結果として、あちこちの女性の携帯に僕の電話番号が登録されていることになる。

女性から電話がかかってきて、しばらく話し、盛り上がったけど会おうという話にもっていけなかった女性も少なくない。

「会う」というフレーズはある意味NGワードの場合が多いのだ。

そこまで普通に話していても、言った瞬間に電話が切れることも少なくない。

そんなわけだから、いい感じで話せた女性とはどうやって次のステップに進むのかが難しいのである。


いい時間話して「またね」なんて約束にもならない文句で電話を切ることになる。


洋子(仮名)はそんな一人だった。

洋子と初めて話したのは、休日の昼過ぎぐらいだったと思う。
伝言を残して、返事をもらい、僕の電話を教えて、彼女から電話がかかってきて、午後二時ごろから話し始めた。

洋子は小学生の子供が居るバツイチだという。
話がとても合って長時間はなしていても飽きなかったが、
会ってみたいような話をすると「今日はもう無理だよ」ってかわされる。

「今日は」って、他の日だったらいいのだろうか?


結局夕方まで話して「またね」という不確定な約束をして電話を切る。




しばらくして、また伝言を使った。

すると携帯に電話がかかってくる。
番号は非通知だ。


電話に出ると洋子だった。

「また使ってるんだね」なんて言われる。


僕は「また洋子さんと話がしたかったよ」と半分本音を言ってかわす。


洋子も暇だったようで、そこからしばらく話しをして時間をすごす。


そして「またね」と言って電話を切る。


そんなことが何度かあった。




それだけたくさん話していると、彼女がどこに住んでいるのか。
そんなことも大体はわかってくる。

話の流れでどんなところにすんでいるの?ってことから、さらに細かくなって
郵便局の角を曲がった、突き当りの家だよ」っていうふうに具体的に教えてくれたこともある。


ほとんど家を教えたようなものだ。

しかし、だからといって押しかけてどうなるものでもない。

洋子という名前も偽名かもしれない。


でも、ある日これだけ話したんだから、そろそろ会って軽く呑んで話そうよという流れになった。

電話番号も教えてくれて、日にちも決めて、

そして約束の日の前日。


「体調が悪くなってしまったから、また改めてにさせて」という電話がかかってくる。



その電話を最後に洋子から連絡が来ることはなかった。





丁度、自分もバツイチになっていたから、
もしも結婚したら、いきなりおとうさんになるのか。

なんて妄想したこともあった。


逆に、洋子も同じようなことを考えたのかもしれない。

もしも、お互いが気に入ったとしても、
この出会いでいいのだろうか


洋子と僕は、なんとなく、お互い良いイメージを持っていたような気がする。

ただ、それを現実にするのが怖かったのかもしれない。

このウラログへのコメント

  • みぃ@ねこねこらんど 2009年03月08日 01:15

    はじめまして^^タイトルに釣られて来ちゃいました

    電話って独特のいい雰囲気、ありますよね~

  • はる 2009年03月08日 12:02

    みぃさんは伝言経験者なのかなぁ。
    声に惹かれるってありますようねぇ。
    みぃさんの声はどんなかなぁ。

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