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アントニオ猪木名勝負3

2022年10月09日 11:55

アントニオ猪木の名勝負、今日はストロング小林戦を挙げたい。
ストロング小林(以下S小林)は吉原社長率いる国際プロレスのエースレスラーだった。
怪力とアトミックドロップが有名なレスラーだった。
因みに国際プロレスは意外なレスラーを育てている。
・第一にビルロビンソンを世界的なレスラーに育てている。ビルロビンソンは、イギリスヨーロッパでは有名だったが、プロレスの本場では無名だった。国際プロレスから吉原社長の紹介でバーンガニア率いるAWAへ転身、アメリカでも活躍して有名になる。アントニオ猪木との名勝負もあった。
・第二はアンドレザジャイアント。 バーンガニアが国際プロレスに来日していた時、国際プロレス所属のモンスターロシモフと会い、バーンガニアがロシモフを気に入り、アメリカへ連れて行った。アメリカでは直ぐに頭角を現し、世界的スターになる。アンドレも猪木とは戦っている。
アメリカでも名前はアンドレザジャイアント。その名前の方が有名になった。
それはさておきアントニオ猪木ストロング小林
世紀の一戦との評判が立つが、試合予想は圧倒的に猪木の勝ちを予想していた。
小林レスラーとしては悪くはない。ただ不器用で技と技の繋がりがない。柔軟に次から次へと技が出るわけでもなく、レスリング不器用そのものだった。しかし猪木との闘いではS小林はよくやったと思う。それも猪木小林の良い所を引き出して戦った事にもよる。最後は猪木ジャーマンスープレックスが決まり3カウント取られる。試合は予想以上に面白くテレビにくぎ付けとなって観ていた。
その後S小林新日本プロレス所属となり、猪木ともタッグを組んだり戦っていったが、長州力らの後輩にも敗れ、いつの間にか姿を消して行った。足利尊氏が主人公のNHK大河ドラマにも脇役の脇役みたいな形で出演した事もあったが、不器用過ぎて役者も務まらなかったろう。
アントニオ猪木は素晴らしいレスラーだ。人間的にもレスラー的にもストロング小林アントニオ猪木に及ばないかも知れないが、精一杯のレスラー人生を送った事だろう。
国際プロレスのエースにもなったのだから。多分私生活不器用生き方をしたのではないか。
ストロング小林の人生に幸あれ

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