出会い系サイトの位置づけ-その2

ネットであちこち弄り回していたせいでしょうか、色々な出会い系サイトからの勧誘メールが入ってきました。

その頃それらのサイトも今まで居たサイトと同様と思っていましたから、その内の一つに安易に登録しました。

登録するや否や一騎に大勢の女性からのメール。
前のサイトでも何人かの女性から先にメールを頂いた事もありましたが、それをはるかに超える量で驚きました。

しかもその中には直接的な表現もありましたし、暗に意味しているものも含め、過半数は体の関係を求めるものでした。

それまでの私の男女間に対する認識としては、特にこの様なサイトでは男性から女性にアプローチし、幾つかのアプローチメールから女性が選択するもので、
ましてや体の関係などは選択された後から互いの付き合いの過程で必然的に双方から生まれてくるものと思っていました。

私はその中の比較的一般的なメールの相手を選び、与えられた
サービスポイントで返事をしていました。

無論その時点では全ての女性は実在している方々と信じていましたから。

直ぐにサービスポイントは底をつき、このまま続けるか止めるかの支路に立ち躊躇はありましたが、中途半端で終わっている交信と、まだ返信していない方への返事の事を思いポイント購入に進みました。

そうこうして２，３のサイトを経てきましたが、相手の意向でお会いする確認に入った頃、私から問い掛けている内様に対し噛合わない内容の返事が来る様になる。
しかも私の所持ポイントが底をつきかけると合わせてくる。

この辺まで来ると今まで燻っていた疑問が確かなものとなり始め、出会い系サイトの選択、利用の仕方の難しさを痛感しました。

その間、ネットで出会い系サイトを検索し、そこで書かれていた「優良サイト」「悪質サイト｣及び悪質サイトの手法なるものを見て、今までの自分の体験と照らし合わせ、重なる部分の多さに、改めて確証したのと同時に何とも言えない腹立たしさが身体中を駆け巡った。

それは一つには自分の無知さ、愚かさに対してでもあったが、
それと同時に詐欺まがいに人の弱みに付け込んで金儲けしようと画策する連中に対してでもあった。

よくニュース等で濡れ手に粟の様な話で詐欺に引っかかった事を耳にする度、何故そんな楽して金儲けできる話なんか信じるのかと、被害者に対してのある種の軽蔑と加害者に対して、何故そんな事に知恵を絞るのか。それよりそっとましな事に頭を使えば良いのにと思ってきた私である。

金欲、物欲、性欲色々あるが、私の場合どれに当てはまるのだろうか。

それは決して物欲でも性欲でもないが、大きな意味では何らかの欲に当てはまるのだろう。

そしてそのある欲において詐欺まがいに引っかかったのだと反省している。

ここで話は一寸横道に逸れてしまうが、
その様な経過でこのサイトに辿り着き、最低限私が求めていた実在する女性とのやり取り、そこから感じられる女性本来の柔和さを有難く受けさせて頂いている事に感謝しています。

続く