- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「忍びの国」レビュー☆
2017年07月03日 01:16
大野智主演他。時は戦国。織田信長は諸国を次々と攻め落とし、天下統一に向けひた走っていた。しかし、その信長でさえ攻め入ることができなかった、たったひとつの国。それが伊賀。そこに棲むのは人を人とも思わぬ人でなしの忍者衆だった。そんな忍者のひとり、神出鬼没の無門(大野智)は、彼の前ではどんな堅牢も意味をなさないと称されるほどの伊賀一の凄腕だが、普段は無類の怠け者で妻のお国(石原さとみ)の尻に敷かれる日々を送っていた。ところがある日、ついに織田軍が伊賀討伐の兵を挙げ、圧倒的な戦力で攻め込んできた。武力・兵力では到底かなうはずもないが、無門率いる忍びの軍団は想像もできない秘策を用意して織田軍に抗戦するのだった!なぜ、最強にして大軍の織田は戦国大名もいない小国・伊賀を攻略することができなかったのか?巨大なスケール、ド派手な合戦アクションと智謀策略の限りを尽くす、誰も見たことがない戦国エンターテイメント超大作が、今夏、誕生する。
8/10点!!原作未読です。織田軍が強引に伊賀に攻め入って、忍びたちが総力を挙げて退治するという王道ストーリーではなく、伊賀が織田を罠にハメて攻めさせた上に、織田勢の首で賞金稼ぎをするという、どちらかというと伊賀勢がヒール役の立ち位置だったのが、予想外で面白かったです(*゜Q゜*) どう展開が転んでいくのか、最後までわからなくて釘付けでした。人物描写が上手く、信勝(知念侑李)、大善(伊勢谷友介)、左京亮(マキタスポーツ)など、織田勢の人間臭さがとても魅力的で、対して、伊賀十二衆の私利私欲にまみれた悪代官ぶりは酷く、どちらに肩入れして観れば良いのか、わからなくなりました(^_^;)知念くんの信勝と、マキタスポーツさんの左京亮の演技が、これまで観たことがないほど真に迫っていて、良かったです(*^^*) でも、忍者とは感情や私情を全て捨て、時には身内も躊躇わずに殺し、武家に雇われ生きる種族なのですよね。その強さと恐ろしさを思い出させてくれる作品です。忍術を惜しげもなく出しまくりで、しかも実戦でフルに使っているので、「これが日本の本物の忍者だよ!」と世界に紹介したい作品でもありました。大野くんや鈴木亮平の身体能力の高さは流石(*^O^*)お国がツンデレのツンばかりなので、デレも入れて、もっと無門を翻弄したら面白かったと思います。きっと、無門が初めて人に執着したのがお国だと思うので、二人の関係をもう少し掘り下げてくれたら、ラストで感情が動かされたと思います。でも、ストーリーは流石、和田竜さんで、よく出来た奇想天外な物語です。2017年公開。
このデジログへのコメント
えっ、、こんなに評価高いんだ(^-^)/
とっても、とっても、観てみたくなった(^○^)
ユリさん、、分かりやすく引き込まれるレビュー!
とても良かった(*^^*)
> はらぺこさん
まさかの主人公側は情のない忍者集団というのが新しいけどリアルで、きっと和田竜さんの原作が優れているのだろうなぁと感じさせる予測不能な展開が素晴らしい映画でした。
> GRAYさん
あちらの忍者ってなぜかイ・ビョンホンが演じてたりするじゃないですか。なので、ちゃんとした実践での戦い方を観て映画に生かしてほしいです。日本人でも普通の人はできないですよね(^^;)
> もり(connective)さん
映画関係の方ですか?忍者役?武士役?
この映画、照明が上手かったです。
照明が上手いなんて初めて感じましたが。本当に上手かった。
> ひげひげさん
外のシーン多かったので意識して観てなかったです。ひげひげさんがそういうならきっとそうだから、観直したい!!どのシーンが知りたいです!(悔)
原作読んで涙を流した人間としては「何て、娯楽作品に成り下がった物にしてくれたんだ!」との思いがあります!それほど原作は素晴らしいんです!
和田さん、意外と多作家です。全作、映画になりうるのばかりです!
> タクさん
見事に娯楽作でしたよね。たぶん、時代劇が好きな年配層は避けて通りそうな(^^;)原作は泣けるんですね。それは読んでみたいですね。
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