- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
「海難1890」レビュー☆
2017年01月26日 01:12
内野聖陽主演他。1980年日本・和歌山。「目の前の人を救いたい」見返りを求めず、ただ命懸けで救助にあたった村人たちと一人の医師・田村(内野聖陽)。それは95年後の救出劇へと繋がっていく。1985年、フセインによる無差別攻撃宣言がなされたイランの首都テヘラン。タイムリミットは48時間。各国が次々と救援機を飛ばす中、日本は救援機を飛ばせず、徐々に日本国民だけが取り残されていく。日本人学校の教師・春海(忽那汐里)は日本大使・野村(永島敏行)にトルコに救援機を頼むように進言。トルコのオスザル首相はそれを承諾するが、テヘランの国際空港には日本人の他に、救援機を待つトルコ人たちで溢れかえっていた。1980年日本から、95年後のトルコへと受け継がれた想い―“助けを求める者に、手を”真心が世界を変えた奇跡の瞬間を目撃する。なぜあの時、トルコは日本を助けてくれたのか。日本人が知らない、奇跡の実話。
8/10点!!この救出劇を当時の日本のマスコミは報じず、国としての正式な謝礼をしたのは、なんと2006年の小泉内閣の時でした。もう恥ずかしくてトルコの方々に顔向け出来ないですし、日本は本当に「自国民を見捨てた。」のだと思いました。民間機が飛ばせないのはまだわかるけど、当時の社会党が反対したとかで自衛隊機も飛ばさないって頭おかしいとしか思えないです。で、何故トルコが助けてくれたか当時の日本政府もマスコミもわからなかったそうで(怒)知らないで済まされないことってこういうことを言うのですよね、中曽根内閣!!(怒)トルコの人たちは500人近く救援機に乗れなくて陸路を3日間かけて帰国したそうですが、もう攻撃宣言前から連夜バンバン攻撃を受けてる中で亡くなった方はたくさんいたと思いますし、2機の内、日本人が乗った救援機をかばう形でトルコ人を載せた救援機が飛んでくれていたそうですし。私は「今日誰かを手助けしたら(募金もしかり)未来の自分や自分の大切な人たちに繋がるはず。」という考えで動いているのですが、1980年の日本人にはそれがあったはずなのに、いつからこんなに利己的な人種になってしまったのだろう?と悲し過ぎて胸が抉られました(>_<)本当にトルコの方々ごめんなさいって言いたいです。映画としては前半の日本編が1時間半くらいを占めていて、その前のトルコ人旅をするの件がやたら尺が長くて、後半のトルコ編を30分くらいで畳みかけるなら、前半ももっと削れたと思います。内野さんの英語はなんでだか癪にさわる感じなのですが(狙ってる感じがする(爆))、忽那ちゃんは良い女優さんになりましたよね。日本編も台詞なしで素晴らしい演技ですが、英語の方が表現が豊かな女優さんです。トルコでは、1890年の救出劇は教科書に載っていて皆が知っている出来事なんだそうです。日本も現代史でこういう世界が助けてくれた歴史を皆が学べるようにすべきだと強く思いました。そうしたら難民問題とか色々な国際問題が少しは動き出すかも知れないのに。テヘラン邦人救出劇の時の「見捨てられた。」と絶望した日本人の気持ちと、自分や自分の家族を後回しにしても日本人を助けようと動いてくれたトルコの方たちの気持ちを思ったら涙が止まらなくなる作品でした。やっぱり、人の力ってすごい。2015年公開。
このデジログへのコメント
この話はしっていたけど、、、映画があったのですね!
日本人なら是非観なきゃ(^^v
いつも情報ありがとうございます(^O^
> はらぺこさん
この時の国会答弁の書き起こしを読んでたのですが腹立ちすぎて眠れなくなってしまいました。また同じことがあっても日本は救援機出さないんだろうな。人気映画らしく1年近くディスカス待ちました
コメントを書く