- 名前
- ウルトラ7
- 性別
- ♂
- 年齢
- 63歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- ガツガツして欲しい貴女、他の方をお訪ねください。 まったり、ねっとりの専門店です。但...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
ないしょ話の舞台は《福島》
2016年12月20日 05:57
おはよう\(^∇^)/
異性の好きな顔パーツ
似顔絵師としてなら
1に目 2に鼻 3に口
4 5がなくて6は輪郭
眉は最初から対象外
DVDで『ひそひそ星』を観る。
監督・脚本・プロデュース:園子温
SION PRODUCTION 第一作作品
舞台は、遥かなる未来―――
絶滅しつつある少数派の人間たちのため、アンドロイドが宇宙貨物船で荷物を運ぶ映画。
園監督は「記憶の宅配便」と呼ぶ。
映画の冒頭、文字だけが映される。
福島県双葉郡浪江町の皆様
福島県双葉郡富岡町の皆様
福島県南相馬市の皆様
映画を観すすめると、その理由は直ぐに分かる。そして特筆すべきは、出演者のクレジットがこれだけということ。
主演の神楽坂恵は身内だから未だしも、遠藤賢司、池田優斗、森康子の出演者たちの名前もない。
だからと云って、メッセージ性の強い映画ではない。
未来宇宙に、福島、被災地の記憶を織り込んだファンタジーであり、《詩》のような映画になっている。
監督は3.11の2ヶ月後、急遽シナリオを変更、『ヒミズ』(原作アリ)を福島で撮り、その後も何度も通って取材した上で『希望の国』を撮った。
『ひそひそ星』自体は、25年前に書かれ、陽の目を見なかったシナリオ。
『希望の国』の後、監督は福島の風景を撮り続けていた。その風景だけを切り取る映画として、今回『ひそひそ星』は陽の目を見る。
劇中の主人公が乗る宇宙貨物船、見ようによっては仮設住宅だ(笑)
宅配される箱の中身は、御遺族の了解を得た上で借り受けた、実際の3.11で亡くなられた方の遺品が収められている。
封切り時に同時上映された映画が『園子温という生きもの』というドキュメンタリー作品。
撮影した大島新監督は大島渚監督の次男。『情熱大陸』を手掛ける。
2014年に園監督を『情熱大陸』で取り上げた大島監督は、その時に撮り切れなかった人間《園子温》を、その後、園監督のオリジナルである『ひそひそ星』の撮影中に絞って映画に纏めた。
同じドキュメンタリーだが、媒体の特質の違いから、『情熱大陸』のような親切なナレーションは、こちらには一切入ってはいない。
大島監督は2007年にも唐十郎サンを追ったドキュメンタリーの映画『シアトリカル唐十郎と劇団唐組の記録』を発表しており、今回の映画が2作品目。
異能の表現者を追ったドキュメンタリーという点が共通している。
このデジログへのコメント
コメントを書く