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「寄り合い」という制度とは
2015年04月28日 23:57
日本には元々、「寄り合い」という制度があったようです。
会議ではなく寄り合い。
寄り合いとは一体どういった制度なのでしょうか?
以下のお話をどうぞ。
日本の村落共同体では「寄り合い」という制度があった。
これは会議とはまったく別物である。
会議では各メンバーが自分の意見を述べて討議する。
議長がいて、適当なところでどっちつかずの結論にまとめて終わる。
ほとんどの人がすべて不満足で、何回会議を開いても全員が満足する合意は得られない。
「会議は踊る」の通りである。
一方、寄り合いでは三日三晩、話し合いが持たれ、全員が心を落ち着けて徹底的に話し合う。
そうすると全員にとって満足のいく結論が出てくる。
もっと大切なのは結論が出る過程で共同体の質が深まることであり、次の寄り合いではさらにレベルの高い話し合いが行われる。
日本の村落共同体には滅多なことで争いが起こらない理由がここにある。
会議には議長がいるが、寄り合いには世話人がいる。
世話人の役割はいくつかあるが、重要なのは、頃合いを見極め、みんなに「ここらで一服しましょうか」といい出すことだ。
単なる休憩の合図ではない。
参加者が今までの話し合いを客観的かつ冷静に見直すチャンスを与えるのだ。
これは明らかに民主主義より数段レベルの高いシステムである。
この寄り合いのリーダーには全員が認めた人がなる。
この段階ですでにリーダーは「公」の性格を強く持っている。
「再起日本!」
前川正雄著
ダイヤモンド社より
何かを決めるとき、昔から日本人が大切にしてきたのもの、「公」。
「三方良し」という近江商人の考え方も、「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」という具合に、自分だけ相手だけじゃなく社会にも貢献できる商売が良い商売だという心得です。
そこに一切の私心がないひとが、リーダーとして認められていた。
今の時代も、優れたリーダー結果を出すリーダーは、たとえ自分が苦労をしてでも仲間のことを思い行動できる人ですし、そんな人に付いて行きたくなりますよね♪
部下や後輩に注意するときも、「私心」があるとすぐにバレてしまい、上司や先輩として認めてくれなくなりますからね(^^;)
ともあれ、みんなが納得する「寄り合い」の考え方、いいですね♪
このデジログへのコメント
共同体員の持つ価値観が均質だった事が重要な背景と思います。
感情を整理してあげれば結論が出たのでは?
寄り合いって言葉も優しくて良いですよね
日本には皆で力を合わせる風習が有りますからね
(  ̄▽ ̄)
寄合も会議の一つだし、みんなが満足する結論が出せる根拠なんてないでしょ。
著者の見解には疑問だね。
ひろsanさん:そうなのかもしれませんね(*^^*)
SYUZO-さん:そうですよね。寄り合いって最近あまり耳にしなくなりましたよね
hiro69さん:そうですか
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