体は我にあり

先月の16日、最後の日本兵と呼ばれた小野田寛郎さんが、天に召されました。
その小野田さんがのこした言葉を紹介します。

「どうか悩むことなしに、自分にはやれるはずだと思って生きてください。生きていくのには苦労はつきもの、それが当たり前という前提に立てば苦しくない」

「済んだことは済んだことで、愚痴を言っても始まらない。愚痴を言えば前に進む力が減るだけでしょ。だから、愚痴を言うのは大嫌いなんです。愚痴や泣きごとを言う人も大嫌い」

「ブラジルに移住して最初はイライラすることもありました。例えば、こちらの人は時間を守らない。だから、二段構えで予定を立てるようにしていったんです。もし来なかったら何をすると予定を立てておけば、すっぽかされてもやることがあるから気にしないで待っていられる。町に行っても、相手が現れなかったら別のやることをやって戻ってくる。いつも副目的を持っていれば、相手に振り回されずに済むんです」

「いつ死ぬかは誰もコントロールできない。これはもう、しょうがないですね。“命は天にあり”です。でも、“体は我にあり”で健康管理は疎かにできません」


太平洋戦争終結後も含めて、ルバング島で約３０年間戦い抜いた小野田さんの言葉は重みがあります。
先人達の教えを心に刻んでいきます！