調子がでてきた～

阪神】メッセンジャー続いた無四球完封！球団新４戦連続無失点だ

スポーツ報知4月13日(土)7時1分配信
【阪神】メッセンジャー続いた無四球完封！球団新４戦連続無失点だ

２勝目を挙げたメッセンジャーは、ゼロが並んだスコアボードをバックにファンの声援に応える

　◆阪神２―０ＤｅＮＡ（１２日・甲子園）　阪神が２―０でＤｅＮＡを下し、球団初となる４試合連続無失点を達成した。メッセンジャーは二塁すら踏ませず、自身初の無四球完封で２勝目。３連勝で貯金１とし、２位に浮上したチームの連続無失点は４１イニングまで伸び、球団およびプロ野球記録の「５２」も視界に入った。また、オリックスは金子がパ・リーグ一番乗りの完封で２勝目を挙げ、貯金を再び２とした。

　鉄壁の防御力を示すバトンは、最後まで落とさなかった。「全く危なげなかった。完璧。かなり気合が入ってたし、ねじ伏せる投球をしてくれた」。球団初となる４試合連続無失点。和田監督の褒め言葉は、すべてメッセンジャーへ向いた。

　「最高の投球をすることだけを心がけた」。胸を張った右腕は初回２死で中村を左飛。２回のブランコも同様に打ち取った。しかし、いずれも「失投だった。球場の中に収まってくれてよかった」。被弾と隣り合わせだった２球を反省材料にした。球威、制球、集中力のすべてを高く保ち、９回まで投げ切った。

　二塁すら踏ませず、昨年９月５日の巨人戦（甲子園）以来の完封勝利。無四球で飾ったのは来日初だ。５日の広島戦（マツダ）では２回５失点でＫＯ。通常なら登板２日後に与えられる休養日も「休む価値がない」と返上して臨んだ。汚名返上どころか、球団史に名を残す快投。お立ち台に上がると「これ以上にないくらい、最高の雰囲気。皆さんのことが大好きです」と甲子園のファンの声援に感謝した。

　先発、救援が一致団結し、１分けを挟んで３連勝。甲子園では４試合で１点も与えていない。ヤクルトとの開幕戦に勝って以来の貯金１を手に入れ、連続無失点を４１イニングまで伸ばした。球団記録の５２イニングが迫り、指揮官のトーンは高くなった。

　「これだけ投手が頑張ってくれてる。打撃陣、奮起あるのみだな」。１３日からの同カード２試合は、今季３戦全敗のデーゲーム。投打の歯車をかみ合わせて苦手を克服し、さらなる上昇気流に乗る。