女子にメリット大きい公認会計士の資格（３）

こんな平林さんですが、意外にも（今でも）専業主婦願望があるそうです。大学時代に花嫁修業よりも公認会計士を目指した理由は、資格取得のほうが“確実”だから。

　結婚は相手があって成り立つもの。運良く稼ぎのよいパートナーと巡り会えたとしてもリストラのリスクもつきまといます。他方で、資格は努力をして点数を取れば合格することができます。婚活よりもGOALが明確で目指しやすいと思ったそうです。

　平林さんは今後も目標を定め過ぎず、「いい意味で流されながら公認会計士という仕事を続けていきたい」と言います。女性らしさを保ちながら仕事を続けていくことも可能。平林さんとお会いしてそんな勇気をいただきました。次回は平林さんから聞いた、社会人でもできる公認会計士試験の勉強のコツと活用法についてお伝えさせていただきます。

平林さん執筆のお薦め本

『競わない生き方』
平林さんの著書のなかで、特に日経ウーマンオンライン読者にお読みいただきたい一冊です。仕事、婚活、競争社会に疲れたという人にお薦めです。ふっと一息ついて自分らしく生きることができるようになるはずです。
平林亮子著
798円、ワニブックス

「”資格は努力をして点数を取れば合格することができます。婚活よりもGOALが明確で目指しやすい”という平林さん、その通りなんでしょうね」