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女性主導の消費社会のなかで「メス化」してゆく日本人男性たち(1)
2010年11月27日 10:40
いまや世界に通じる言葉となった「草食系男子」「肉食系女子」……。それを育んだ日本社会を、中国人記者が論じている。びっくりするような誤解が含まれている一方で、「そういう見方もあるのか」と考えさせられるところも。
「女性に生まれつき備わった強さを、私は持っています」
中国系日本人で初めて大臣に就任した蓮舫は、メディアの取材に応じて堂々とこう述べた。成功した新しい強い女性として、蓮舫は菅直人首相以上の注目を集めている。彼女の登場によって、日本社会における「女性の強さ」についての論争は終わりを告げた。
いまや日本では、男性は「弱者」だ。たとえば、仕事もせず家族に寄生している男性がいれば、世間は彼を「パラサイト」と呼んで非難するが、それが女性なら誰も何も言わない。テレビのニュースで警察が容疑者を連行するシーンを流すとき、女性容疑者なら顔をぼかすなどの画像処理を施すが、男性なら「ソフトな暴力」によって世間に顔をさらされる。
似たような「暴力」は随所で見られる。朝夕の通勤ラッシュの時間帯、混み合った地下鉄の車内では、女性が「痴漢だ!」と叫んで男性を捕まえ、警察に突き出す光景がたびたび見られる。警察は「事実」より「性別」を判断基準とするため、「痴漢冤罪」の被害に遭う男性は後を絶たない。
じつは、日本の男性の“転落”は、50年にわたり、じわじわと進行してきた。
日本の男尊女卑は、仏教文化の強い影響のもとで「因果応報」の思想によって人々の心に根付いてきた。男性は前世での行いがよかったから今世では男性として生まれ、女性は前世での行いが悪かったから今世では女性として生まれたというのだ。高齢男性のなかにはいまだに、この理屈から来る優越感を持っている人が数多くいる。
そうした男性中心の社会が崩れ始めたのは、60年代からだ。日本社会の男性による「父―夫―武士」という構造が、「女性の時代」の現代的価値観によって打ち砕かれたのだ。やがて「武士道」は新しい価値観にねじ伏せられ、男性は伝統的な「進むべき方向」を失った。男性は女友達や妻に自分の理屈を押し付けられなくなり、「優しい」「いい人」に変身した。そして、男性は「メス化」し、女性は「オス化」していった。
日本の学校を見てみるといい。女子生徒の動作は荒っぽく、かつての慎み深さを失っている。それに対し、男子生徒は髪を長く伸ばしてアクセサリーを身に着け、化粧すらしており、動作はなよなよとして非常に女らしい。
「中国人記者による記事の紹介である。確かに、えー?と思うような誤解もあるが、的を射てる部分も多いと思うので、皆さんも是非ご一読していただけたら。。。」
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