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【観客ゼロ…「笑えない」吉本興業 】

2010年08月29日 08:08

若手芸人ブーム終焉に
拍車をかける!? 
観客ゼロの吉本ムービー
フェスタ
(サイゾーウーマン)

 吉本興業が主催する『沖縄国際映画祭』。昨年から行われ、人気芸人を多数起用したプロモーションが功を奏し、2回目となる今年は来場者50万人という盛り上がりを見せた。しかしそこに出品された吉本製作の映画はその後全く話題になっていないが、実はひっそりと上映がスタートし、大コケしているともっぱらの評判になっているという。

 同映画祭に出品された長編作品6本を、「神保町花月」など吉本所有の劇場を皮切りに順次全国公開していく『Laugh&Peaceムービーフェスタ』が7月24日から始まったが、ヒドイ時にはなんと観客がゼロの時もあるという。

 「東京では若手の登竜門ライブが行われている『ヨシモト∞ホール』で上映されていて、映画を盛り上げるために毎回トークショーのゲスト芸人を呼んでいるのにも関わらず、ほとんどの回の動員が一桁だというんです。劇場集客ナンバー1の呼び声も高いライセンスや、テレビで大人気のフルーツポンチゲストの時も観客は5~6人だったそうで、本人たちは青ざめていたみたいですね。またある若手芸人ゲストだった際は観客がゼロだったため、トークショー自体が中止になったことも。夏休み期間中に人気芸人ゲストに迎えているのに、この結果は吉本の告知が不十分としか言えません」(放送作家

 またこの映画のせいで、もともとこの劇場でやっていた若手お笑いライブの動員まで減っているというから本末転倒だろう。

 「∞ホールの客席は230人ほどなんですが、外から劇場内が見られるため、一見さんの来場も多く、夏休み連休中は満席になることも多かった。なのに映画をやるために、お笑いライブを同じビルにある『J-POP CAFE』に移動したため、熱心なファンしか来なくなってしまいライブ自体の動員が減ってしまった。この劇場からは、はんにゃしずるフルーツポンチ椿鬼奴ハイキングウォーキングといった人気者も多数輩出しているのに、吉本お偉いさんが決定した大プロジェクトの煽りを受けて、若手芸人人気まで陰りが出そうなんです」(お笑いファン)

 ただでさえ今年に入り、『エンタの神様』(日本テレビ系)や『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)の放送が終わり、若手芸人ブームも下火になりかけているだけに、吉本にとってこれは大きな打撃だろう。しかし一方ではこんな声も......。

 「実はこの映画、吉本と各テレビ局がタッグを組んで製作したもので、さらにスポンサーには大手パチンコメーカー京楽もついているので、例え大コケしても吉本はそこまで痛手を負わないシステムになっているんです。松本人志の映画『大日本人』がそれなりにヒットしたため、吉本の幹部は"これからは映画や!"と気合を入れていますが、現場やファンとかなり温度差があるので、来年以降の『沖縄国際映画祭』はかなり厳しいでしょうね」(テレビ局関係者

 大阪AKB48と言われている「NMB48」の始動映画祭など、最近はお笑い以外の事業も積極的に行う吉本。しかしお笑い以外の事業はことごとくコケているだけに、あまり手を広げすぎると笑えない自体になるかも?



【笹パンダコメント

 「餅屋は餅屋」の名のとおり、「吉本お笑いを」していればいいんです。多角経営がうまいのは認めますが、ことこの映画事業だけは失敗の匂いがプンプンしてきます。

 記事にもあるようにテレビ業界では、次々とお笑い番組が終了しているこの苦しい状況下で、左うちわでのん気に商売してる場合じゃないと思うんですが・・・

 皆さんは、どう思いますでしょうか?

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