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マートン関西弁で挨拶

2010年01月29日 08:01

マートン関西弁で挨拶

阪神・マートン来日…覚えたて関西弁自己紹介
関西空港に到着した新外国人・マートン

 マートンはん、つかみはOKでっせ。阪神の新外国人選手マット・マートン外野手(28=前ロッキーズ)が28日、クレイグ・ブラゼル内野手(29)とともに、来日した。“ポスト赤星”として期待される男は、関西空港で開かれた会見で、いきなり関西弁自己紹介。日本の野球甲子園の歴史についても調査済みという勤勉な新助っ人グラウンドでも最高のパフォーマンスを披露する。

 ▼阪神・マートン (覚えたての日本語を披露)ニポンノ、ミナタン、ハジメメメシテ。マトマトンデス。イマ、ココニ、イルノガ、ホンマ、ウレシデス。ファンが熱狂的だと聞いている。ユーチューブで7回の風船飛ばしの映像も見たよ。巨人ライバル関係にあるのも知っている。あと甲子園は歴史があるらしいね。かつてはベーブルースもプレーしたし、春と夏には高校野球をやるんだろ。(チームメートだった福留からの情報収集や機内でブラゼルへの入念な取材)新しいことをする時はいつも事前に調べるんだ。それにメジャーにやってきて成功した日本人選手一生懸命な姿を見てきたからね。アメリカと日本では投手の自分への攻め方も違ってくる。いかにアジャストしていけるかがポイントだと思う。日本では準備が大事だ。キャンプもきちっと過ごしたいし、その点は問題ない。あと感情を表にだす日本のスタイルも取り入れている。



阪神ブラゼル、3割30本100打点や!
2人仲良く来日したブラゼルとマートン

 サンバイザーの奥で、青い瞳がギラリと輝いた。紺色のスウェット姿での来日。余裕すら漂わせて関空に降り立った阪神ブラゼルが28日、いきなり高い目標を掲げた。

 「ファンのみなさんには3割30本100打点とかを期待されると思う。具体的な数字は言えないけど、自分としてはそれより高い目標を自分の胸の中にしまっておくよ」

 虎ファンが待ちに待った大砲が、関西の地を踏みしめた。虎2年目へ。目標は3割30本100打点以上-。

 西武時代の08年は130試合、打率・234、27発、87打点。虎1年目の昨年は82試合で・291、16発、49打点。設定したハードルは高いことは高い。だが、自信があるから言える。昨年10月に帰国してから、週に3、4日はジムなどでのトレーニングに集中。下半身強化に重点を置いて練習を継続した。体重は13キロ増の108キロになり「いい意味で大きくなった」と胸を張る。昨シーズン中に痛めた左ひざも「まったく心配いらない」と言い切った。

 大きな支えがある。昨年8月末に生まれたトロット君と、妻のラニーさん(29)だ。昨季は単身赴任だったが、今年は3月中旬の来日以降、ずっと一緒に暮らせる。「息子のためにも頑張らないと。モチベーションも高くなる」と、早くもヤル気満々だ。

 「去年より良いチームになる自信がある。チームがひとつになれば勝てる。チームの勝利に貢献したい」。久々に日本の空気を吸い込み、闘志を燃え上がらせた。シーズンはまだか? B砲は大砲をぶっ放す準備を整えている。(高瀬 悟嗣)

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