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藤川(新人)声だし!
2010年01月17日 12:05
阪神D5藤川俊、超かん高で爆笑“声出し”
新人合同自主トレで“声出し”を行う藤川俊。 驚がくの高音ボイスで鳴尾浜を震撼!?させた?【フォト】
まるで少年のような甲高い絶叫が、鳴尾浜の寒気を引き裂いた。
「○×●△です!! ○▲□×ま~す!!」
何を言っているかはよくわからないが、とにかくすごいインパクト…。選手から関係者、スタンドのファンまで。大爆笑を引き起こしたのは、ドラフト5位の藤川俊だ。
新人合同自主トレ3日目。練習の際「声が小さい!」という続木コーチの指令で、急きょ組み込まれたのが、この“声出し”。右翼ポールに新人8選手が並び、コーチらは左翼ポールへ。大声で自己紹介し、OKが出るまで繰り返す。そこで披露されたのが、藤川俊の意外な“美声”だったわけ。
「ナニ言うてるかわからん!!」とのツッコミを受け、結局3度も、鳴尾浜を震撼(しんかん)させた。
「高い声の方が通るんで、大学時代もそういう風にしていたんですが…通用しなかったです」
思わぬプロの壁に直面し、照れくさそうに顔を赤らめた。普段は低い声だが、声が広く通るようにと大学時代から使っていた『裏声』。自信満々の“切り札”だったが、見事に不発に終わった。
「大学では(周囲も)普通だったのに…。みんなが笑うから、『アレ?』と思って」
初めて受けたツッコミに戸惑いを隠せない本人だが、これも十分個性のひとつ。生かせる場は、地鳴りの大歓声に包まれる甲子園しかない。外野手同士、捕球時での声かけはもちろん、お立ち台というチャンスもある。
「(お立ち台は)まだ想像できないです。いつかは立ちたいですが、まだまだ始まったばかりなので1日1日を大事に過ごしていきたいです」
新人らしく謙虚に話した。1軍スタートが“内定”した春季キャンプから、オープン戦、そしてシーズンへ。着実なステップを踏んだ先には、思う存分、発声できる晴れ舞台が待っている。(堀 啓介)
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