停電後1日目

月曜は会社の停電明けでした。
多少のトラブルは覚悟してましたが、今回は派手でした。でも、まぁ、メインのシステムは大丈夫だったのでまだまし。

機械物というのは、動いているうちにいきなり壊れるということは非常に稀です。稀でも起こることはありますが、その場合はまだ諦めもつきます。
でも動いていたのを止めて、しばらくしてまた動かすと動かない、ということはよくあります。
人間でも「昔とった杵柄」が錆付いている人もいるでしょう。それと同じことです。特に、回転物は回転するまでの「一転がり」が勝負で、一旦何かの弾みで回ればあとはスムーズに行くのですが、これが回らない、ということがあります。

「壊れたハードディスクはシェイクすれば直る」というのも本当のことがあって、正しい回転方向にシェイクしてやると、一転がりしやすくなります。油が固まった場合なんかもシェイクして塊が分散できればOKです。回っている最中に固まることはありませんので、一旦回れば、いつものように使えます。
もちろん、そんなハードディスクは早くバックアップをとって新しいのに交換しないといけませんが。

で、停電の後というのは、このような立ち上がらなくなったハードディスクが大量に発生する時期でもあります。24時間動いている機械のディスクは、老朽化していても一番の力の要る起動時がないので、めったに悲鳴をあげません。だから、逆に1日止まるだけで力尽きるディスクあらわれるのです。
ディスクが数台の時代は、こうした不幸な目に合うことは滅多にないのですが、いまや、うちの部署でもディスクが20－30台あります。なので、そのうち数台が壊れても全然不思議じゃないので、管理者にとっては「停電後」というのは怖いです。

で、RAID5 という数台のディスクを１つにして、しかもそのうちの１つがダメになっても大丈夫♪というものが随分前から使われています。これは便利、なんですが、落とし穴が…

月曜は、そんなRAID5システムの中の１つのディスクが「あかん」といってました。別に「あかん」といわれても動くことは動きます。１つがダメでも大丈夫ですが、いわゆる「てんぱった」状態ですね。
普通はダメなディスクを交換すれば「はい、OK」となるはずなのに、2台他のをためしてもどっちも「あかん」といわれていうことを聞きません。
で、仕方ないので、他に余裕のあるディスクにデータをコピーして、ダメなRAID5を作り直そう、と思いました。私は「なんてまじめな管理者なんだろう♪」と自画自賛しました。…が、これがよけいなことでした。

その余裕のあるディスクも RAID5 でした。データをコピーしていたら、そのディスクがピーピーいってます。喜んでるわけじゃなくて、エラーです。１つのディスクが変、といってるので「こっちもかよ」と思ってあわてて別のディスクに交換しました。
こちらは「再構築するからね☆」といって、順調に動いているようだったので（再構築にはかな～り時間がかかります）、「ま、時間はかかるけど、これならいいっしょ」と一安心。ディスクに振り回された1日が終わって、9時前に会社をでました。


ヨドバシカメラによってお買い物して（多分、そこを出る頃に福田君の会見が始まったと思います…もう1時間かそこら遅ければ新宿の駅前なら号外が貰えたかも）、帰宅してご飯食べたらもう11時半。
「お試しか！」を見て、途中でシャワーを浴びて、NHKにしたらまだ福田君のニュースをやってて、それを横目にシステムキッチンのウェブページをプリントアウト。そしたら雨が降り出しました。窓を閉め切ると暑いので仕方なしにエアコンを28度設定でオン。
1時を過ぎた頃「もうやってられっか」と思ってベッドにバタン。朝まで目が覚めませんでした。

…で、火曜の朝会社に来たら、さらなる不幸が待っていたのでした…明日に続く。

***
今日の一言：「私有地につき通り抜け出来ません、とあったら、その道は便利な通り道だ」
通り抜け出来ません、というのは謎な日本語だと思います。通り抜け禁止が普通だと思うし、もし、行き止まりの意味なら、黙って「この道行き止まり」と書く方が親切でしょう。
節穴の隣に「のぞくな！」と書くくらいなら、黙って節穴をふさげばいいのです。

***
本日の画像は、高知市中心部の歩道から、です。鯨の絵がかかれています。あと、少しですが、土佐犬の絵が描かれている場所もありました。
残念ながら?鰹の絵は見つからなかったです。地下のチャリ置き場がたくさん作られているのが面白かったです。そういえば、歩道の不法駐輪は、ほとんどみませんでした。