リクルートスーツにうってつけの日

服屋の店員って、客が試着をした際に、あからさまに心のこもってない褒め方をすると思いませんか？

「似合ってますよ～。」という台詞の嘘っぽさにかけて、服屋の店員の右に出る者はいないと思います。

あと、「この上着にはこのパンツがお似合いですよ～。」とかもね。

本来、その言葉を客に信じさせなきゃいけない仕事なのに、不思議ですよね。

この手の指摘は、すでにあちこちで言われていることですが、
今日改めてそのことについて書こうと思ったのは、
かなり前にリクルートスーツを買いに行った時に、自分の身をもってそれを体験したからです。

その時の私は、目ぼしいスーツを試着したものの、やや大きめだったため、
同じ商品でワンサイズ小さいものをもう一度着てみたところでした。

まぁ、こんなものかな、と思っていると店員が一言。

「うん、そっちの方が綺麗や。」

その言葉に対する感想として私の頭に浮かんだのは、
「心にも無いことを」とか、「関西弁な上にタメ口ムカつく。」とか、そんなごく普通のものではありませんでした。
それは、言うなれば、「綺麗」と言われ慣れていない者の悲劇でした。

私は、思いました。

何が？
綺麗って一体何が？

私の姿勢が？手相が？歯並びが？

まさか心が綺麗とか？
ひどい、ほんのついさっき会ったばっかりだって言うのに、私の内面の一体何を分かったって言うの？

私のやたら喧嘩腰な感想はさておき、リクルートスーツに対する褒め言葉として、「綺麗」ってどうかと思いませんか？

仮に私が絶世の美女だったとしても、あんな地味で暗い色のスーツを着ている時に「綺麗」と褒められても嬉しいとは思えません。

確かに、本当の美人は、地味な服装をした時にこそ、その美しさの真価が分かるのかもしれませんが、
服屋のしがない一店員である彼が、そこまで深い言葉を言ったとは、到底思えません。

「綺麗にまとまってる」って意味ならまだ分かりますが、それにしたって、
もっと、リクルートスーツを褒めるのに相応しい言葉ってあるじゃないですか。
「ビシッとして見えますよ。」とか、
「上品な感じでいいと思いますよ。」とか。

でも、実を言うと私、この程度の台詞を二つ考え付くのに、ほぼ一日かかったんですよ。
いきなりその場で褒めようと思ったら、そりゃあ適当な言葉も言いたくなるかもしれないと、少し反省しました。
でも、それだったら、日頃から、もう少し考えておけとも言いたくなりますけどね(笑)

★

コメレスです。

にーまさん
せっかく歌ネタでコメントしてくれたのに、
元ネタを思い出せず、こっそり検索してしまいました。
ああ、hitomiね。
そんなわけで、私に知性はありません。
でも、それをかもし出そうという無駄な努力は、かなりしてます(笑)
そんな私の長文を読んでくれてありがとう。

シアラさん
こちらこそ、いつもサークルK、
違った、サンクス。
昭和のギャグでごめんなさい。
ポイズンは、知ってる世代には、相当印象深いネタですよね。
ただ、知らない人に言っても、「は？」って感じですが。
でも私、他の誰もがこのネタを分からなくても、シアラさんだけは分かってくれるって信じてました。
嘘です。今、かなり適当なこと言いました。

jb65さん
そう、その言葉とは“Love”ですよね。
今回、この答えを出すのに、手持ちのCDを何枚分も探すほど苦戦してしまいました。
ファンとしての地位が危ういです(笑)
一応言い訳すると、「言葉」っていったら、
“止まない雨が紙コップに注ぐようにあふれ出す”が真っ先に思い浮かんでしまったんですよ。

ばんちゃん
私だってさっぱりです(笑)
だって、結局一回も読んだことない本の話だったわけだし。
あと、本は、好きどころか、普通の人以上に苦手なんです。
だから、苦労してまで読んだ本の内容は、いつまでもしつこく覚えてるんですよ。

ポールニザ…いや、ゆきさん(笑)
こっちのログを読んでくれた上に、地味な疑問提起にまで答えてくれてありがとう。
結構前の曲だと思っていたので、ジャスト世代だとは思いませんでした。
実を言うと、前にゆきさんが、「あきらめたらそこで試合終了」の出所を知らなかったとログに書いた時、かなりジェネレーションギャップを感じたんですよ(笑)
それで、今回もそうなってしまうかと。