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shinji の話

2008年03月20日 22:30

たまに、ポイントゲッターお姉さまから、
シンジ、悩みでもあるの?話さない」
というメールがくる。
必ず、ポイントの消費が多い、ウラデジメール。
ログには、一切ふれない。さらに、ログのアクセスもない。


申し訳ないが、shinjiというのは、本名とは一切関係ない。


たまに、もらうのが、
エヴァンゲリオン好きなんですか?
というメール。

これも関係ない。


大学のとき、同じクラス男友達(?)の本名
勝手に使っている。

とにかく、シンジと俺は、仲が悪かった。
しょっちゅう、けんかをしていた。

理由は、シンジが俺の知っている女の子を好きだったから。

俺とその女の子は、予備校が一緒で、大学受験のときから知っていた。
入学式で会って、「あれ、一緒なんだね」という感じだった。

同じ学部だった。さらに、必修の英語の授業が一緒だった。
そして、シンジも一緒。

俺とシンジ、その女の子の3人は、毎週必ず、必修の英語の授業で会う。

ここで、抗争が勃発。

シンジが、俺にその子の電話番号を教えろ、と言ってきた。
俺は、女の子に、
シンジが電話番号を教えて、て言ってるけど、どうする?」
と訊いた。

その子は、
「授業で毎週会うんだし、私に直接、訊けばいいじゃない」
と言った。

俺は、その子が正しいと思った。


シンジは、俺を酒で酔わせて、電話番号を言わせようとした。
「なあ、クラス飲み会やるから、お前来いよ。」
「誰が来るの?」
「○○と○○」
シンジと俺入れて4人?」
「そう。来いよ」

クラスで、飲み会
男4人で?
そういうのは、クラス飲み会、と言わないと思うが・・・。
20人ぐらい集まるなら、わかるけど。


しかも、居酒屋でなく、シンジの唯一の親友アパートで。
うーん、男くさくて、嫌だ。

シンジ親友アパートは、
3年生のとき新しいアパート引っ越したが、
そのときは、古い木造アパートだった。
洗面、トイレが共用。

万年床。
ゴミが散乱している部屋。
梅雨の時に、柱にきのこが生えた、汚い部屋。
そして、きのこの発見者は、俺だった。

他の2人は、俺を酔わせてみたいと思っていた。
非常に酒が強いので、酔ったことがない。

新興宗教マルチ商法の人たちが、優しく見えてしまうほどの、
3人の執拗な勧誘に屈して、参加することになってしまった。


彼らの作戦。
アルバイトから帰ってきて、疲れて、お腹が空いているところに、強い酒を飲ませる。
そして、電話番号を聞き出す。
俺の弱みを握り、女の子との飲み会のセッティングをさせる。




バイトが終わり、電話をする。
「今、終わったから、そっちに行くから。」
「もう、みんな来て、お前を待ってるぞ」

みんな、てほどでもないと思うが・・・。
3人だろ。

しかも、ひま人3人組。授業のあと、ずっと一緒にいたと思う。
このさい、柱で、きのこの栽培でもして、売ればいい。


みんな、お腹が空いていると思う。
バイトをしていない、暇な学生だ。
すぐに、持ち帰りすし屋に電話。4人前では足りないだろう。
6人前頼む。


すし屋に寄り、一度、家に帰る。
母親がごはんを作ってくれていたので、食べる。
どうせ、少しぐらい遅くなっても、問題ない。

自転車で、キノコが生える部屋へ。

「あれ?」
部屋の前に立っても、何も、音が聞こえない。
どうなってるんだ?

ピンポーン。

ガチャ
「遅いよ。お前、何やってたんだよ。」

ま、確かに、自宅でご飯たべてたから。

部屋の中に入ると、相変わらず、ふとんがしいたまま、押入れもあけっぱなし、ポテトチップスの袋も散乱。


テーブルの上には、
ブランデー日本酒ウィスキーつまみ
俺を酔わせるために、ビールワインのような弱い酒は、準備していない。
さらに、お腹をすかせて、酔いやすくするために、食べモノは、つまみしかなかった。

他の食糧も飲み物も買っていなかったので、夕飯も食べず、飲まず、ずっと夜10時30分まで、3人は待っていた。

自らの空腹を我慢し、俺を酒に酔わせようとする。
まさに、肉を切って骨を断つ。
他のところに、そのエネルギーを使え。


そして、お腹がすき、話す元気もなくなり、無言になっていて、静かだったのだ。

シンジは電話番号のことで、頭がいっぱい、いっぱい。


俺は寿司をテーブルの上に置いた。
3人は、喜んで、食べ始めた。
寿司は、大皿2枚に6人分なので、とにかく、一個でも多く食べようと、ハイエナのように群がって食べる。

3人とも我慢していたものだから、
ガツガツ食べ、日本酒をガブガブ飲む。
寿司日本酒
おいしいらしい。

俺は、寿司を食べながら、ブランデーを飲む。
酒の味は、よくわからない。

3人は、お腹が空いているところに、大量の酒を飲み、お寿司を食べる。
食べ終わる時には、眠くなり、酔い始める。

シンジは顔が赤くなっている。
1人は、ろれつがすこし怪しい。

「電話番号教えろよ。」
もう、シンジは酔っていて正確な判断なんかできない。

「わかった。これ」
書いて渡した。
そう、強引でクラスで最も嫌われている男の電話番号。
2/12と2/13のログに書いたあの男の番号。

「俺もう帰るよ」

シンジは酔っていたのと、電話番号を教えてもらったので、機嫌が良くなっていたので、
ブランデー持って帰っていいよ」
と言った。

俺は、
「じゃあ、ウィスキーもらうよ」
と言って、まだ、開けていない、ウィスキーを持って帰った。


翌日、大学で、
「電話番号が違うし、開けていないウィスキー持って帰るし、詐欺だ」
シンジが怒った。

また、けんかになった。

罠にはめようとした、シンジが悪い。

このデジログへのコメント

  • りの 2008年03月21日 08:28

    熱意がすごいけど、なんだかかわいい人ですね笑 結局女の子にアタック出来たんですか^^?

  • shinji 2008年03月21日 17:12

    >みやびさん コメありがとです。良い思い出、ではないです。たぶん。

  • shinji 2008年03月21日 17:13

    >りのさん コメありがとです。女の子にアタックできなかったようです。すごい緊張してたから。

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