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ミッドナイト・ムービー

2008年03月15日 23:12

ミッドナイト・ムービー

1970年から1977年にかけてアメリカでは若い人々が深夜映画に集まっていた。
そこにはそれまでの社会への改革に挫折したエネルギーをささげるための、新しい文化があった。
深夜にかかるまったく異なる映画の第一作はアレハンドロ・ほどロフスキーの「エル・トポ」であり、この映画を愛したジョン・レノンはこの映画の興業権を買いとりブロードウェイで上映したところ、まったく客が集まらずわずか3日間で打ち切りになったという神話も披露されます。(ちなみにエロ・トポは僕の大好きな映画でもあります)
 興行主たちは第二のエル・トポ探しに躍起になりますが、次の映画は低予算ホラー映画である「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」です。(この映画に政治的意味があるなんて知っていましたか?)
さらにジャマイカ映画である「ハーダー・ゼイ・カム」。この映画によってレゲエ音楽がアメリカで人気のある音楽となり、世界にボブ・マーリーらが有名になったのです。
 その後にはジョン・ウォーターズの「ピンク・フラミンゴ」(あの犬のウンコをディヴィアンが食べる映画です)、そして「ロッキーホラー・ピクチャー・ショー」です。特に、映画なのに、観客が参加する形で興奮を呼び起こした後者は、特赦な存在でしょう。
 この映画のトリはデイヴィット・リンチの「イレイザー・ヘッド」です。この映画に比べると「エレファント・マン」や「ブルー・ベルベッド」は非常にわかりやすい映画だと言えます。むしろ「インランド・エンパイア」が近いものでしょうね。
 こうした映画について、監督や脚本家、製作者、興行主、映画批評家が解説していく映画なのです。
 お勉強映画ではありますが、とてもためになった映画でした。

このデジログへのコメント

  • はに 2008年03月21日 23:57

    ホドロフスキー監督の「サンタ・サングレ」のVHS持ってます。笑。エル・トポにそんな逸話が…!驚っ

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