- 名前
- エンドウ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 41歳
- 住所
- 愛知
- 自己紹介
- 飲食店で激務の傍ら、休日は愛車と気ままなお出かけをすることが多かったのですが、最近は...
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手羽先
2005年05月05日 22:39
昨日は友人と飲みに行きました。
高校以来の付き合いで同じ大学に通う友人4名に、卒業以降会う機会がなかった友人1名を加えた計6人でのひと時でした。
お互いの近況や将来への展望。
高校時代のバカなエピソード。
はたまた下らないこと、などなど。
積もる話・・・というほどのものではありませんでしたが、料理をつまみつつ、酒を飲みつつ、楽しい時をすごしました。
友人と飲むこと自体も久しぶりですごく楽しかった!
・・・とは言っても、それは本題ではないのです。
店で出てきた料理の話が本題。
コース料理を注文したのですが、真っ先にやってきたのが、なんとまあ手羽先。
つい先日のデジログで「手羽先は食いにくいし、羽先は食べられないし、意味がわからない」と書いたばかりなのに、さっそく手羽先と対面してしまいました。
手羽先を受け入れなかった因果が返ってきたのでしょうか?
世の中はなかなかおもしろくできています。
しかし、俺は手羽先の味自体が嫌いなわけではありません。
食べにくい、食べられない部分があるという二点において好きではないわけです。
それを除けば手羽先も敬遠したりしないのだけど。
幻の手羽先だかなんだか名づけられたメニューは、適度な辛味がおいしく、いい味付けしてるなあ・・・と思いました。
さすが店の売りにしているだけはあります。
おまけに割り箸袋に、正しい手羽先の食べ方なるものが印刷されていまして、細やかなところで気配りを感じました。
先日のデジログでは感情任せに書いてしまいましたが、手羽先は低価格でそれなりの味を楽しめる部分であることは事実です。
手羽先好きだよ、とのメールも何通かいただいております。
好みはありますが、手羽先というのはやはり人気のあるものなんですね。
鶏肉の旨みというのは運動量に比例します。
よく動かしている部分になるほど、身が鍛えられていておいしくなるのです。
一番はやはりもも肉ですね。
から揚げにするとジューシーでおいしいです。
手羽先も結構動きのある部分です。
ほら、ばたばたばたばたと動かしているじゃないですか。
逆にむねの部分は運動量が少ないわけですから、あまりおいしいとはいえません。
ぱさぱさとしていて、肉の旨み自体は低いのです。
から揚げにむね肉を使っている店があります。やめといたほうがいいのになあと思ったりしますが、から揚げはむね肉で!という需要があるのかもしれません。
まあ、俺が経営方針についてとやかく言う必要はないわけですし。
旨みの点だけで言えばむね肉はおいしくないのですが、その食感を逆手に取るという活用方法もあります。
ぱっと思いつく限りではバンバンジーがそうですね。もも肉を使うレシピもあるようですが、むね肉のほうがほぐしやすくて向いていると思います。
食欲は人間の三大欲求のひとつですから、これにかけられる情熱はすさまじいものがあります。
古今東西の食の歴史がそれを語っています。
手羽先なんていう肉の薄そうな場所を最初に食べようと思った人は天才ですね。
いや、天才と言うより貪欲ですか。
どちらにしろ、先人の探究心のおかげで人気のある食材がひとつ増えてるわけです。
その積み重ねが食文化を作ってきたのですね。
結局、また肉の話になりました。
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