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母の日って

2005年05月09日 00:26

母の日ってなんであるのさ?」
ケーキ屋さんやお花屋さんが儲かるから」
エンドウさんの母は現実主義です。

ご存知のとおり、昨日は母の日でした。
数日前から『5月8日は母の日』との広告を各所で見かけました。
そして、当日ともなると母の日用と銘打ってラッピングデコレーションを変更しただけの商品がわんさか並んでいます。

俺のバイト先でも、通常の商品に母の日のシールを貼っただけのインチキ商品を量産していました。
これがまた売れる売れる。
いわば祭りに便乗した販売なのですが、それは良いとか悪いとかではなく、日本の主流なのです。

母の日起源は浅く、20世紀初頭のアメリカでのエピソードが事の発端と言われています。
1907年、アメリカアンナ=ジャービス夫人が母の命日に故人をしのんで集会を催し、参会者にカーネーションを配ったそうです。
それが評判を呼び、次第に教会などに風習として普及。徐々に賛同者を増やし、1914年、ウィルソン大統領によって5月の第2日曜日が母の日として制定されました。

日本においては大正時代からその風習が始まり、昭和には皇后誕生日母の日とするという一節を経て、戦後に再び5月の第2日曜日を母の日としたそうです。

母の日とは、本来ならば『日ごろからお世話になっている、あるいはいた母親に感謝し、苦労をねぎらう』というような意味合いであったと思います。
それが今では商品戦略のひとつとして取り込まれていますね。
母の日との名を与えれば、購買意欲を刺激する強力な一要素になります。

友達は、トトロの柄が入ったお皿を買ったよなんて報告してくれましたが、俺は何も用意していません。
母には大変世話になっているので感謝の気持ちは多々ありますが、母の日戦略なんかに乗ってたまるか、という意地がなきにしもあらずでした。
ですがまあ、この機に自分が食べたいケーキでも買って帰るかなとも思いました。
しかし、多分誰かがケーキを買っているに違いないと踏み、結局買いませんでした。
せこいですね。

案の定、バイトが終わり家に帰るとシャトレーゼケーキがありました。
ただ、特別なものではなく、いつも売っているものです。
ちょこんと苺が乗っていて、チョコレートの板に『お母さんありがとう』と書かれた母の日用のケーキも販売していたそうですが、ちょっと値段が高かったのと他においしそうなケーキがあったという理由でそれは買わなかったそうです。
ちなみに、ケーキを買ってきたのは母でした。

ケーキをもしゃもしゃ食べながら、なんで母の日父の日はあるのに俺の日はないんだ!と無茶なことを問いかけたら、「12月3日」と即答されました。
ああ、俺の誕生日です。
なんか、目から鱗の気分でした。
定められた日ではなくても感謝の心を伝える日はあるのだな、と。

なんたらの日は商売に感染されているのでアレですが、誕生日というのは個人の領域なのでマーケットに干渉されません。
ですから、母の誕生日にはしっかりとプレゼントを用意するつもりです。
では、今回はこの辺で。

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