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職人さん

2005年11月28日 20:48

時代の流れと言うものか職人さんが減っている。
これは悲しいことです。
日本の文化が減るということで。

職人と言っても色々あるけれども、一言で言えば、
「体の感覚によって物を生み出す人」である。
おぉ、上手いこと言えた。

....分かりにくいですかね。

昔の大工さんとかね、釘とか使わないって言うね。
木をノミで凹凸にして組み合わせてね。
あれって、感覚なんですよ。
「これなら大丈夫。100年持つ」ってね。
計算ではなく、経験でね。

他の職人さんもそうだけど、実は職人さんは
アーティスト
なのです。
日本文化アーティストなんですぜ。


昔の日本は、文化と生活が一体だったのです。
身の回りには普通に芸術が転がっていたんです。
(俺は何歳だ...)


ここまで言っておいて何なんですが、俺は職人の端くれです。
「機械屋」と言葉があるのか無いのかは知らないけど、それを仕事としてマス。
機械を作るでも、直すでも無い。
機械が正常に命をまっとうできるように管理する仕事です。
ひじょぉぉーに認識されない職業なんですがね、
隙間産業でも無いんですが。

工場には必要な職業だと自負しております。

俺には「師匠」と言える人がいます。もう定年されてますが。
その人は本物の職人です。5感で機械の健康管理をします。

例え計算値が「壊れる」と言っていても、師匠が「大丈夫」と言えば
大丈夫でした。
そして、周りも信用していました。信頼と言うほうがいいですかね。

俺はまだまだです。信頼うしぃ~(薄いの岡山弁)


師匠が定年される時、
「30年かかって感覚を磨いて、それを誰かに託す。それもまた良いものだ」と師匠は言っとられました。

俺は仕事人間と先日書きましたが、仕事が好きな訳ではなくて、
俺の尊敬する人に「お前で良かった」と言って頂けるのを目指してるだけです。


ちょっと、綺麗すぎましたかなぁ。




えと、「仕事はお金の為です」えへへへ。 

このデジログへのコメント

  • 2005年11月29日 11:26

    ね 昔の人の技術には脱帽。感心する。今ではローコストばかりを目指し…発達する度 すこし寂しいですわ

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