- 名前
- 犬飼主
- 性別
- ♂
- 年齢
- 61歳
- 住所
- 高知
- 自己紹介
- 最後の愛奴を求めます。年齢的にも初老に差し掛かりました。残りの人生を一緒に過ごせれば...
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ご主人様初級講座02
2023年11月12日 23:50
2 最初の一歩のその前に
やっとのことで気に入ったM女性を奴隷にすることができそうなあなたはいくら取り繕
ってみたところで心の中は笑顔で一杯のことでしょう。
何度もそういう出会いを経験してきた人だってやはり嬉しさは変わらないのですから。
道具の準備はできていますか? まだの方は急いで買いに走りましょう。
大きなバッグを膨らませていざ出陣です。
でも・・・ ちょっと待った! なのです。
「とりあえず、相性が合うかどうかプレイしてみようか。」強引にうなづかせることはできるかもしれません。
せっかくのチャンスが目の前にぶら下がっているのに見逃すことはないと思いますか?
一度きりのつもりならそれでもいいでしょうね。
ですが、「支配と服従」を目指すあなたならそうして欲しくはないのです。
M女性なら誰にでも手を出すようなご主人様に、奴隷として心から「服従」を誓うM女性はついてはこないでしょうから。
はっきりと主従関係を確認するまでは、お互いがSとMであることを知っている、ただの男と女。
試しに命令を出したり、試しにプレイをしたりでは、あなたへの信頼など生まれるはずのないことをお忘れなく。
メールや電話でお互いを確かめあったり、直接会って話をしたりということを重ねた上で主従関係を結ぶことになったとしても、奴隷があなたのことを「ご主人様」と呼んでしまえばこっちのもの、何をしようとこちらの勝手、溜めに溜めたSの本能を爆発させてやるなんていう気持ちでいたら主従関係はあっという間に崩壊してしまいますよ。
まず初めにあなたの奴隷をどんな風に育てていきたいかよく考えてください。
どんなところを延ばし、どんなことを引き出してあげるか、もちろん時間と共に変化していくでしょうが、何の考えもなしに欲望のまま調教をしたいだけでは「支配」ではないのです。
あくまでも奴隷を育てる方法のひとつとして調教を行うのが「支配」なのですから。
道具の準備も大切ですが、最初の一歩を踏み出すその前にどうか心の準備もお忘れなく。
さて、最初の一歩にあたってひとつ注意しておきたいことがあります。
奴隷があなたのことを初めて「ご主人様」と呼ぶためには、それなりの覚悟と決断が必要なことはご理解いただけると思います。
もちろん誰もがすべてというわけではありませんが、「ご主人様」と呼ぶことにたいしての憧れから、そう呼べることになった自分に酔っていることがあります。
「ご主人様」と呼べる人ができたことを喜んでいるのであって、「あなた」がご主人様になってくれたことを喜んでいるのではないかもしれません。
ちょっとキツイ言い方をすれば、条件さえ合えば誰でも良かったのかもしれません。
最初はそんなものなのかもしれませんが、たとえどんなに時間がかかろうと、あなたに出会え、あなたを「ご主人様」と呼べるようになったことがどんなに素晴らしいことかを教えてあげなくてはなりません。
他の誰でもなくあなただけを必要としていることを心に焼き付けるのがご主人様の役目なのです。
体を縛る縄はお金さえ出せばすぐにでも手に入りますが、心を縛る縄はお金を出しても手に入りません。
カバンを膨らませる前に、あなたの心を膨らませてください。
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