- 名前
- 犬飼主
- 性別
- ♂
- 年齢
- 61歳
- 住所
- 高知
- 自己紹介
- 最後の愛奴を求めます。年齢的にも初老に差し掛かりました。残りの人生を一緒に過ごせれば...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
SM講座「支配と服従」07
2023年11月08日 00:43
7 発想の転換
「SはサービスのS、MはマンゾクのM」という言葉をどこかでお聞きになったことがありますか?
すべての行為はMを満足させるための手段であり、それを求め続けずにはいられなくすることでMを支配する。
SはMに肉体的な快楽を与え征服することが役目でありそれが無上の悦びであり、Mはそれを従順に受け入れて陶酔の世界に浸ることを享受する。
確かにその通りだ、と思う方は多いでしょう。
ノーマルな人たちから見たSMの世界ではこのようなことすら想像の外にあるでしょうから、多少なりともSMの世界に身を委ねた方でなければ納得することすらできないと思います。
もちろん立派にSMしてるわけですから、全面的に否定するわけではありません。
しかし、これでは行為を中心にしたSMゴッコでしかないことに気付いていただきたいのです。
Sの側でいえば、苦痛や恥辱を含めた行為を受け入れさせ、そこから快楽を引き出すことは当然の義務であり、また権利でもあるわけです。
そしてさらにその上に従順に従わせること、さらにまたその上に従順に従うことに悦びを感じさせることが重要なポイントになるわけです。
マゾヒストとしてのオルガスムを引き出すことだけに熱中しているようでは、真の「支配」は遙かに遠い世界の夢物語なのです。
Mの側でいえば、Mとしての自分を肉体的に解放してもらうことはSを求める大きな理由でありMであることの要因でもあるわけです。
ですが、それだけに留まらずご主人様とお呼びする存在は自分の飼い主であることをいかに自覚していくか、そしてどんな立場に立たされようと自分を守ってくださる絶対的な保護者であることを心に焼き付け、さらに何があっても心の揺らがぬように自分を律していくかが重要なポイントになるわけです。
身も心も捧げると誓ったからといって、捧げちゃったんだから何も考えずにただご主人様に従うだけで後はすべてお任せコースでは、真の「服従」は手の届かない宇宙の彼方にあるだけなのです。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、このへんで本題に入りましょう。
S男性に真剣に考えていただきたいのは、自分の奴隷が持つ特質(性格的な長所と短所)をいかに把握するかということと、どのように導いていくかということです。
誰にでも当てはまるというわけではありませんが代表的な例をあげて説明いたします。
M女性の持つ特質として、しっかりとした自分の考えや意見を持つことができ、それを的確に表現することができる長所を持つ方が多いようです。
ただし、その発想が意外に短絡的で、行動もかなり衝動的であるというオマケが付くわけですが。
ノーマルな人が見ると明るい自己中心タイプ、つまりわがままなんです。
じゃあ、それをどんな風にしてやればいいんでしょうか。
わがままを治させる、いえいえ、そうじゃないんです。
短絡的な発想や衝動的な行動? それも違います。
その根元にあるのは際限なく落ち込んで、自分を追い込んでいく考え方にあるのです。
暗~い性格だとドツボにはまったまま出てきませんが、けっこう明るくて楽観的だったりするもんだから最後まで落ち込む前にポンと飛んじゃうんです。
それが結果的に短絡的だったり衝動的だったりすることにつながるわけです。
要は飛んでしまうような追い込み方を自分自身でしないように変えてあげることができればいいのです。
ごく基本的なパターンとしてこんな例はいかがでしょうか
「あ~、どうしてこんなに忙しいんだろう。」
「えっ、これだけで手一杯なのにさらに他のこともしなくちゃいけないなんて・・」
「どうしてみんな帰っちゃうの~、誰か手伝ってくれてもいいじゃない・・」
こういうとき、適当に手を抜いたり、頑張ったんですけど終わりませんでしたといって謝ればいいか、なんていう発想はM女性にはできない芸当です。
こうなればなにがなんでもやり抜いてみせると思うか、できないものはできないといって思い切り喰ってかかるかでしょう。
どちらにしてもフツフツと不満が蓄積されていくわけです。
こんな時どうすればいいでしょうか。
ご自分で考えることが大切なのですが、とりあえずこんな模範解答はいかがでしょう。
こんな時は、まずご主人様の顔を思い浮かべるように躾ます。
つぎに、よく考えてどうしても無理ならばきちんと断り、できる範囲ならばやりとげることにする。
判断基準は無理なことを引き受けてしまって他人に迷惑をかけないこと。
言い換えれば、ご主人様の持ち物として恥ずかしくない態度と行動をしなければならないということです。
奴隷が他人に後ろ指をさされるということはご主人様がそうされるのと同じことなのだということをしっかりと教えてあげることが大切なことなのです。
ご主人様の物であるという自覚が日常生活においても切り離すことのできないものであることをしっかりと把握させなければなりません。
こうして自己中心的な発想から、ご主人様を意識した奴隷としての発想へと上手に転換してあげてください。
Sは縛って叩いて突っ込んでのSだ!タイプのご主人様に「24時間奴隷の自覚を持て」といわれても、そんなのは無理よと心の中でベロを出されるのはしかたのないことなのです。
そして「支配と服従」の完成は、終着駅ではなく出発点だということを感じていただけれ
ば幸いです。
このウラログへのコメント
コメントを書く