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夫の実家へ・・・

2007年08月11日 08:01

車のエンジンを掛けて ルームミラーで後ろを見たけれど

夫が出てきた様子はなかった。



私は夫の実家へ向かって車を走らせた。

親思いの夫だもの、必ず夫も後から来るはず。



携帯を見ると メールが何通も来ていた。



アトムからだった



大丈夫?」



「話し まだ終わらないのかな?」



「俺はウラン離婚しても 俺がウランを愛してる気持ちは変らないから・・」



心強いと言えば心強いけれど・・・・

どーせアトムは妻子の居る人じゃん・・

だから何なの??・・と 心の何処かで捻ている自分がいた。




少し走ると携帯が鳴った



夫からだった。



「本当に 行くの?」



「うん 行くよ。あなた来ないの?」



「行くよ・・・」



やっぱりね。



これから離婚の話しで夫の実家へ行くと言うのに

私は どうした訳か緊張や動揺も無い



それどころか



何故かとてもウキウキしていた。



長い間 ずいぶん夫の両親から酷い仕打ちにや嫌がらせを受けて来た。

我慢の限界を通り越した今 それを断ち切れるんだぁ・・・





数年前

夫の両親に海外旅行プレゼントしたことがあった。

元々別にお土産だとか 見返りは求めていなかったけれど

夫に買ってきたお土産と、私に買ってきたお土産の差には 呆れた。。。

夫にはブランドのベルトや財布、タバコキーホルダー オーデコロンなど 数え切れないほどあった。

ところが、、、、私には本当の本当に  タオル 1枚だけだった。



私、別に ベルトやコロンなんて欲しくは無いけど

そーーいうもんじゃないっしょ・・・(ーー;)

息子と嫁との、あまりのモロ差別に驚いてしまった。

そして それ以上に私が驚いたのは 夫の態度。

この差別に 夫がな~~~んにも感じないこと・・・



せめて夫から 「こんなに差別して買ってくるんだったら いらない」 とか

         「おかしな親で悪かったね」 だとか

せめて私の前でだけでも言ってくれたなら救われると思う。 

けれど 夫はその差別にさえ気付かない人だった。


気づかない夫にイライラして

私の方から 「なんか凄い差別じゃん?」と とうとう夫に言ってしまった。



 「おまえは そんなに見返りが欲しいのか?」と逆切れされたっけ。。。



まぁ これはほんの1例で こんなような事は日常茶飯事だった。



こんな感じの夫の両親だから 当然 私の両親の前でも息子の自慢話ばかりで

私の両親もあまり 好感を持っていなかった。。。。





舅 姑からどんなに皮肉を言われても 何をされても

黙って耐えていた心の殻を破って 今日こそは爆発だ~~!!

思いっきり言いたい事言って来てやろう!!



と思うと心が弾んだ。 





夫の実家に着いた・・・・



「こんばんわ」



夫はここに今 住んで居るわけだから 当然別居してることも知ってる両親・・・



私の顔を見ると驚いたような顔をして



「あっ こんばんわ どーぞ入って」



義母が 今までに無くやけに私に気を使ってる・・・・



リビングに通されると 義父も居た。酔っ払っていた。

が 私の顔を見て驚いて 酔いも覚めた様子(^^;;;



まだ本題に入らぬうちに 夫も到着。



「私 離婚することに決めました」



「・・・・・ (゜O゜;)」



夫の両親はかなり驚いた様子。。。

多分 夫ともう一度やり直そうと 私が言いに来たとでも思っていたのだろう・・・



「じゃ、書いて」 



テーブルに用紙を出して 夫にボールペンを渡すと



義父が



「ふざけんな、ここで書かなくても良いだろ」



義母



「もう1回 しっかり考え直したら良いんじゃないの?」



「今更 遅いです、だったら もっと早くに自分の息子さんに言ったら良かったんじゃ

無いですか?」 



キッパリ。。。こんな言葉を義母に吐いたのは初めてだった( ;^^)



そんな中 夫は黙々と書いている・・・



「あっ 保証人の欄 お願いします」 と言って

義父の顔を見ると



「他の人に頼んで書いてもらってくれ」



「そうですか。 わかりました。」



敬語ではあるけれど かなり冷たく淡々と私は話して居たと思う。



「どうして こんなことになったんだか・・・・」 義母が顔色を変えて呟いた。。。



「お母さんにも責任もあるんじゃないですか?よく 色々思い出してください」



「そうだよ、お袋の責任だよ!」



(・・?) エッ 夫が義母に凄い剣幕で言った・・・(O.O;)(oo;)



「親のせいにする気か???」 義父も凄い権幕・・・(O.O;)(oo;)





家族みんなで 責任を誰かに なすりつけていた。。。そう 私も その1人だった。



そんな中 夫は酷く動揺した書体で 用紙を書き終えた・・・







昔、こんなこともあった・・・



夫と入籍してすぐ結婚式を挙げなかった私達・・・

お金が無くて すぐ挙げられなかった、、、、が正しいのだけど・・・



そんな私が夫とふたりで夫の実家に行ったときに ちょうど近所の人が来て



その近所の方が

「あら 可愛いお嬢さん、○○くんの彼女?」と 私の事を義母に尋ねた事があった。。



・・・・そのときの事も未だに忘れられない・・・・



義母

「ううん 違うの ただのお友達よ」



そーー答えた人だった。。。。



こんなお弁当オカズじゃ ○○が可哀想だから もっと 品数を増やしてやって

ちょうだいよ。 などと 私の作ったお弁当に文句を言ってた癖に

何が 友達? はぁ??ただの友達?

てめぇーー自分の息子の弁当を友達に作らせてんのかよ? しかも 文句かよ・・・(ーー;)

と激怒したが・・・・

私は義母には何も言えず、、、それどころか

夫も 何も言い返してもくれずに居たこも思い出した。。。。



義母は 近所の人が帰ると



「式も挙げてないから みっともなくてねぇ~」と さらっと言ってのけたっけ。。。。





あ~~こんな義母 もうたくさん。。。。こんな家族要らない。



私は みじんの心残りも無かった。



用紙をバックに入れると さっと立って 出て行った。



「長い間 いろいろ お世話になりました」 



確かにお世話になった部分も沢山 あったと思う。

でも この時は お世話になった部分など 欠片も思い出せなかった。



私はとても スッキリした気分で 家路についた。。。

なぜか 罪悪感さえ 感じなかった。



あ~~これで 私は本当に母子家庭になるんだ・・・・・

他人事にしか聞こえなかった 「母子家庭

私が 母子家庭???

自分で選択した道だけど

・・・・なんか 惨めっぽい 音のする道だなぁ・・・・





さぁ いつ この書類 役所に提出しよう。。。。





アトムがPCの向こうで今夜も待っている・・・・

このウラログへのコメント

  • ケン 2007年08月11日 08:13

    母子家庭だろうが 父子家庭だろうが 関係ないよ 夫婦揃ってるから幸せとは 限らないしね

  • アルカディア・ノート 2007年08月11日 08:24

    子供がいない人は「夫婦揃ってるから幸せとは限らない」などと平気で言う。片親のみの子供がどれほど不憫か

  • ごんさん 2007年08月11日 08:49

    俺は母子家庭で育ったけど、特別、不憫に感じたことはなかったな。母が一生懸命頑張ってたから・・

  • アルカディア・ノート 2007年08月12日 16:19

    最初から片親なのと、物心ついてからある日突然片親あるいは再婚した場合は違うんじゃないだろうか。

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