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確かにサム・アルトマンは新種だな

2023年06月11日 10:28

サム・アルトマンとはオープンAIのCEOで、チャットGPTを開発した責任者です。
しかしこの人物が人と違っているのは、
①オープンAIの創業者でCEOでありながら、オープンAIの株を持っていない事にある。
通常創業者は、苦労して努力して会社を成功に導いた対価として、持ち株の莫大な価値をもらう。
既にオープンAIの価値は4兆円を超えている。通常の創業者オーナーなら、持ち株で兆円程度の資産
既に獲得している事になる。
それがゆえに皆必死で頑張るのだが、このアルトマン氏は全く考えが違うのである。
何故オープンAIを創業したのか? それはこの仕事が楽しいからだと答えている。
世間の欲というものをを埒外に置いているのである。
会社を創立して事業を成功に導くために、大いに事業を宣伝するのは当然の事だが
②事業に取ってネガティブとも言える事を世間にアナウンスしている。
生成AIの危険性も広く世界に発信しているのである。
極端ではあるが、人類滅亡の危険もはらんでいるとして有識者会議において発言署名している。
そんな事アナウンスすれば当然事業にはネガティブな動きになるのは分っているのだろうが・・。
そして各国政府には生成AIには規制も必要だし、認可制も良いだろうと発言している。
そういう事を発言するのは、アルトマンという男の真摯性、誠実性が見て取れる。
生成AIには良い面(宣伝)も大いにあるからこそ、使い方を間違わないでと助言しているわけである。
まあ真面目な人物だね。欲にもまみれていない。
この辺がオープンAI創業当時から関わって来たイーロン・マスクと仲違いして別れた原因であろう。
儲ける気が無いが、事業には金が要るというので、マイクロソフトと協業したのであるから
正にサム・アルトマンは新種とも言える経営者だ。
こういう新種がアメリカには生まれる土壌があるという事だ。
日本に居ると、日本人はアウエー感(疎外感)もなく暮らして行ける。
同質の人間が周囲にいるから、安心感もあり秩序も備わっている。
大いに良い面ではあるが新種が生まれない土壌なのだろう。
この安心感秩序がある社会を味方に付けて、日本にしか成し得ない新事業を創造出来るはずだ。
この社会構造を破壊してまで新種を生もうとはしていけない。

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