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極超音速兵器でロシア中国優位

2023年02月27日 10:32

超音速兵器とはマッハ5以上の極超音速で飛行する兵器で、
低い軌道を長時間飛ぶ事ができ、かつ機動的変則的な動きをするので
撃ち落とす事が非常に難しい。
大きく分けて極超音速滑空体HGVと極超音速巡行ミサイルに分けられる。
ロシア中国がこの極超音速兵器についてアメリカや日本より技術的に先行しているとみられる。
特にロシアはこの極超音兵器の実戦配備を既に完了している。
昨年3月ロシアは対ウクライナ戦争でキンジャール(ロシアの極超音速兵器)を初めて実戦に投入した。
効果は限定的との見方もあったが、その後ロシアが今年1/26日に戦闘機からキンジャールを2発発射
した。迎撃はというとやはり迎撃出来ず、キーウと南部の都市のインフラ施設に着弾した。
ロシアがこの極超音速兵器を使うと西側の迎撃ミサイルでも撃ち落とす事が出来ない。
プーチンが最近ロシアが負ける事はないと発した声明もこの辺から来ているとみられる。
ただ保有しているキンジャールはごくわずかという指摘もある。
もっと気を付けないといけないのは中国だ。極超音速兵器の実験をこの5年間で数百回実施している。
アメリカも極超音速兵器の開発は当然しているが、ロシア中国に先行されている感は否めない。
日本は令和4年に極超音速誘導弾の開発を取り上げています。
エンジンスクラムジェットエンジンになる。
超音速巡行ミサイルに該当する。大気から酸素を取り込んで加速するタイプで、重量を節約できて
より高速マッハ6~8での飛行が出来る。
因みにNASAはマッハ10の飛行試験に成功している。(理論的にはマッハ12~15まで可能)
将来中国による台湾侵攻があるなら、中国アメリカより先にこの極超音速兵器を実戦配備を完了し、アメリカと明らかに技術力で先行出来たと確認する時点かも知れない。
そういう視点から、アメリカや日本は極超音速兵器の開発超特急で進めないといけない。

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